第21話

〜〜『人を信じることの難しさ』〜〜 3
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2026/01/05 11:00 更新


H. side


何時間経っただろう。

外は暗くて

体は感覚がなくなっていて

それでも、家に帰りたくなくて

ずっと公園のベンチに座っている。

俺の周りには少しだけ雪が積もっていて。

溶けないくらい寒いんだな

なんて呑気なことを考えていた。
H.
…、このまま死ねるかな
死ねたらいいのに。

いつだって、心の中には

死にたい

と言う想いがあって

この想いが消えることはなかった。
H.
さむ、
流石に何時間も外にいたから

寒くて。

上着も着ずに来たから余計に。

でもどんな顔をして帰ればいいんだろう。

それすらも分からない。
H.
ねぇ、俺はどうすればいい、?
答えなんか知らない

答えてなんかくれない雪に問いかける

雪ではなくて、月明かりが俺を照らす

ただ、答えも教えてくれずに

照らすだけ
H.
…、
俺、自分勝手だな。

夢が怖くて、

家を出て、

大切な人の声を無視して。
H.
さいてぃ、、



M. side


なっちゃんが出て行って3時間

全然なっちゃんが見つからなくて

らんらんといるま先生どこさめちゃんから

電話がきた。
M.
…どうする、、?
S.
…出よっか、流石に心配してると思うし…、
M.
ぁ、もしもし、?
電話からは

今どこにいるのかとか、

そんなに買い物してるのかとか、

焦りと心配の混ざった声で聞いてきた

何て答えればいいのかわからなくて、

そしたらすっちーが
S.
俺、かわるよ。
M.
ぁ、りがと
申し訳ない。

人に頼ってばっかだ

…なっちゃんどこにおるんやろ。

もし見つからなかったらどうしよう。

そんなことを考えたら体が震えた

寒さじゃない。

恐怖と、心配だ。
S.
みこちゃん、さむい?
いつのまにか電話は終わっていて

ポケットからカイロを出して

「はい、どーぞ」

って言って、俺にカイロを渡してくれた

優しくて、少しあたたかい。

でも、なっちゃんのことを考えると

怖くて、心配で、
M.
ぅ、あり、がと
M.
…すちくん、、っ
彼の名前を呼ぶといつも

優しく微笑んで
S.
どうしたの?
って言ってくれる。
S.
って、ぇ、?
ちょ、っ
…?

すちくんが焦って俺に抱きつく

俺の頭はハテナマークで埋め尽くされる

すちくんが何故抱きしめたのか

問いかける前に

答えを教えてくれた
S.
みこちゃ、ん
泣いてるから、
え、俺泣いてるの?

無意識に泣いていたらしい。

すちくんは何も言わずに

優しく背中をさする。
M.
ぁ、うっ、
ごめっ、
S.
んーん、謝らなくていいの。
ちょっと不安になっちゃった?
すちくんには

俺の心が見えているのかもしれない

凄く、凄く優しくて

余計に泣いてしまう
M.
ぅん、なっちゃ、、見つからないから
、不安で、っ
自分の気持ちを素直に伝えた。

本当に不安だったから。
S.
そっか、大丈夫
5人で見つけよう。絶対見つかる
どうやら、3人に伝えたらしい

なっちゃんが見つからない

と。

そしたらみんな、急いで着替えて

きてくれるらしい。
M.
うん、っ、
いつも君は不安を安心に

変えてくれるよね。
M.
ありがとう
今度は無意識に

涙ではなくて、感謝の言葉が

こぼれた。
1100文字越え✨

久しぶりに1000文字超えれて嬉しいぃ…🥹

見てくれてありがとうございました

おつみおです!

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