朝になったが、僕は寝ていない。
ずっと料理の仕込みをしていた。
今日は鮭の味噌煮と、味噌汁、そして野菜。
副長にはマヨネーズを..
僕は余っている野菜を食べる。
味はしない、でもおいしい。
コツコツ
誰が来た...足音、
副長と総悟さんだ。
バシッ
一礼をした際。
沖田総悟、土方十四郎、後ろにいた山崎退、斉藤終に見えてしまう。
昨日の痣が。
僕は咄嗟に嘘をついた。
バレたら、僕のせいで、真選組の戦力が無くなってしまうからだ。
食べ物を差し出し、去る。
僕なんかが、いる意味なんてない。でも、
この人たちや、真選組のみんなが、1日でも多く生きて、美味しいご飯を食べれるように、僕なんかでも、
作れる。最高の料理を、いつでも、"最後の晩餐"になってもいいように。
僕はすぐさま、買い出しに出る。
ドンッ
ヤバい、バレてしまう、
左手の震えが止まらない、
どうしたらいい...
3人がわざわざ送ってくれるらしい、
僕は心が一瞬だけ、暖かくなってしまった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。