第4話

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2025/04/25 11:50 更新

あなた
お、帰ってきた
「帰ってきた」ちゃうわ(
角名
おかえり


後輩ちゃんの告白、ちゃんと聞いたかな?

ほんのり赤い治の耳が可愛く見える。
勇気出した本気の告白をスルーできるほど、
治は薄情じゃない。

あなた
どうだった…?
…断った、
あなた
え!?


お似合いだったのに。

後輩ちゃんも、いつものファンと違って
本気で治が好きだったんだと思う。

いい子だし、可愛いし。

あんな可愛い子を振るなんて、
もったいないヤツめ。

私だったら即彼女にしてる。

あなた
なんで、!?
…好きなやつがおるから、
あなた




え?


あなた
何!?二人とも好きな人おんの!?(
二人
(目の前にな()
おん、


あなた
…なにそれぇ〜、

私だけ恋だの愛だの追いかけてたみたいで、
馬鹿らしくなってくる。

おっ、あなたの下の名前〜!

いつものように大きな声で私を呼ぶ。
両手をブンブン振って、笑顔でこっちに来る。
あなた
お!侑〜!
自主練付き合えや!
あなた
えーでっ!


じゃあ俺も
角名
…俺も
あなた
へっ、!?


あの角名が自主練…

いつも「めんどい」「いや」って言ってる
あの角名が…?

あなた
…(…まぁええや!)
あなた
よーし!みんなでやろー!

自主練後、
そろそろ7時半。


早く帰れや


急に空いた体育館のドアと
北さんの圧に驚きながらも、
私たちは帰ることにした。

更衣室で制服に着替えて、
いつものように裏の道を通ろうと思ってた。



あなた
じゃあね〜!
送るで?
あなた
ええよ!私暗いとこ平気やし!


嘘。

本当はちょっぴり怖い。

実は前に後ろで付けてきた人がいた。
最近は見かけていないけど。
その人は黒い服装で私が止まれば止まり、
走れば走ってきた。

あ、怖いかも。


そーか?
…気ぃ付けや?
あなた
…うん!じゃあね!

笑顔で手を大きく振って、
暗い道を見る。

いつもの時間帯なら、全然怖くない。
この薄暗さと道の凸凹感が、
妙な雰囲気を放っている。

あなた
…着いてきてっていえばよかった…

後悔してももう遅い。

なるべく近道を通ろうと、いつもと違う道を選ぶ。
早く帰ろう。



角名
…この時間に1人とか正気、?
あなた
、!


そこには、制服姿の角名が立っていた。

あなた
…、角名…?
角名
送る


そう言って、私の半歩前を歩く角名。

私の肩にかけていたカバンをサッと自分の肩にかけて
早く行くぞと言わんばかりの速さに
私も早歩きで着いていく。

あなた
…えへへっ!


隣に人がいる。
気づいてくれたことが嬉しくて、
思わず頬が緩んだ。

角名
なに?



あなた
本当はちょっと怖かってん、!
あなた
夜の道、暗いし1人やし、


けど今は角名いるし。

あなた
一人やないなっ!
角名
、!…そうだね、


あなた
角名ありがとっ!


角名
…うん、


少し下を向いて、目を合わせてくれない。

あなた
、?角名、?


呼んでもこっちに振り向かず、
私に歩幅を合わせてくれる角名。

へんなの。


角名
(…俺もこっちの道だったら毎日送るのに、)

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