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“　拉致…？　私の彼女ですよ。　”

「この出来損ないが！！！！！」 『ご、ごめんなさいお父様』 「お、おい。それ…また打たれたのか」 『私が出来ないから打たれるの、私か悪いんだよ。大丈夫』 「こちらに来なさい。頬を冷やさなければ悪化する」 『オーターお兄様。これは私が出来ないのが悪いだけで…』 「それ以前に、お前は私の妹だろう」 『はい、オーターお兄様』

『オーターさんなんて知らない！』 「私も知りませんので」 きっと子供すぎたんだろう… 私が悪いのに、オーターさんのせいにして… そのままずっと…会えてない

『兄様……』 「うっせぇ。テメェのせいで俺はｯ……！！」 「貴方の魔力は尊敬するに値しますが、それ以外は私はおろか、ワースにも敵いませんよ」 『……そうですか』 　なんで、そんなに冷たいの？ 　私が生まれてきちゃったから？ 　それなら、ごめんなさい。 　私が、兄様を苦しめてたんだね。

　　　　「 ローションガーゼをシてください 」 　　　　「 寝室で気付かれずにシてください 」 　　　いやまってなにこれなんでわたしが攻め？？？