第79話

72話
263
2026/03/22 10:00 更新




五条 華蘭
ハァッハァッ…ハッ、




五条 華蘭
タッタッタッタッタッ
釘崎 野薔薇
先輩、大丈夫ですか?




五条 華蘭
大丈夫、問題ない!




     ドオオォォォ……




狗巻 棘
いくら……




五条 華蘭
兄さんたち、派手にやりすぎじゃない?




淀川 真澄
あんたのせいだろ




五条 華蘭
え、私のせい?




並木度 馨
あはは……




五条 華蘭
苦笑いは辛いって…




五条 華蘭
…ん?




桃華 月詠
全員無事だね、良かった…




桃角 桜介
悪りぃな、遅くなっちまって




MOB
ぃ、いえ!




五条 華蘭
月詠と桜介…!




桃角 桜介
あ?




桃角 桜介
!、お前…




五条 華蘭
お久しぶりです〜




桃華 月詠
五条 華蘭…




五条 華蘭
華蘭でいいよ




桃華 月詠
そうかい?華蘭ちゃん、呪術師ってやつだったんだね




五条 華蘭
うん、みんなに説明されたんだ?



桃華 月詠
それもご丁寧にね




桃角 桜介
どおりで、狙われるわけだな




五条 華蘭
今は味方…なんだよね




桃角 桜介
おう




桃華 月詠
どうやら他の桃太郎は、篠宮に協力的らしい




桃華 月詠
たぶん無陀野くんたちのところじゃないかな?




桃華 月詠
少なすぎる




五条 華蘭
大丈夫だとは思うけど、一応急ごう




五条 華蘭
あとは取り残されてる人がいないかと、回収できるデータがあればそれも欲しいよね




五条 華蘭
あいつがなんの策も無しで待ってたわけでもないだろうし、周囲に気をつけて…




五条 華蘭
もし爆弾やらガスやらがあったら終わる




五条 華蘭
洞窟の中なら尚更用心しないとね




五条 華蘭
拾える情報はなるべく拾って、ここは崩壊すると考えて動いた方が良さそうだし…




桃華 月詠
華蘭ちゃん




五条 華蘭
あっちはもう始まってるから、早くしないと下手したら私たちも生き埋めとかになるかもだし…




五条 華蘭
あ、みんな怪我してない?今の私なら治せるよ




五条 華蘭
大きな怪我は難しいけど…何かあったら言ってね、今回の件は私が発端なんだから




桃角 桜介
おい、




五条 華蘭
全責任は私が負うから、小さな違和感も見逃さないよ




五条 華蘭
でも自分の安全第1でお願いね、私はみんなを絶対守るから




五条 華蘭
あ、そうだ確か…、ブツブツブツブツブツブツブツブツ……




並木度 馨
華蘭ちゃん…?




五条 華蘭
あーだこーだあれがこうでそれは確かこうだったから、となると…




五条 華蘭
私がみんなを守るにはこれが最善、これが最適解…




淀川 真澄
おい、華蘭




五条 華蘭
私が死んでも、みんなを守るには…




五条 華蘭
みんなに、ひとり1個私の目を付けるよ




五条 華蘭
何かあったとしても私には見えるから、すぐに駆けつけられる




狗巻 棘
すじこ…?




五条 華蘭
もしそれが難しい状況でも、私の烏に守らせるから安心してね




五条 華蘭
最悪私の分身を送るし、なんならあいつの術式でみんなを安全な場所までワープさせるから




五条 華蘭
みんながここで死ぬことは無い。約束する




釘崎 野薔薇
ちょっと、華蘭先輩…?




五条 華蘭
私が全員守るから。鬼も桃太郎も、呪術師も




五条 華蘭
そうだ、私も忘れもの取りに行かないとだし、みんなとはぐれるよね




五条 華蘭
みんなの分のお守り作るから、少し持っててね




五条 華蘭
祝福も授けるから、かなり安全になると思う




五条 華蘭
それから…




淀川 真澄
華蘭!!




五条 華蘭
ビクッ




五条 華蘭
ぇ…?




五条 華蘭
な、何?真澄隊長




並木度 馨
真澄隊長…




淀川 真澄
おい、ここに戻ってくる前に言ったこと、もう忘れたのか




五条 華蘭
ぇ…




淀川 真澄
チッ




淀川 真澄
「絶対に自分を後回しにするな」




淀川 真澄
そう言って、お前は承諾しただろ




五条 華蘭




淀川 真澄
なのになんだ?




淀川 真澄
俺らを守る?自分が死んでもだと?




淀川 真澄
さっきからてめぇは他人のことしか考えてねぇだろ




五条 華蘭
だって、それは…




淀川 真澄
俺は言ったぞ、守れねぇなら行かせないと




五条 華蘭
ッ…




淀川 真澄
今から帰るか?大人しくことが終わるまで待ってるってことでいいんだな?




五条 華蘭
……良くない




淀川 真澄
ならどうすんだ?




五条 華蘭
……どう、するって…




五条 華蘭
みんなを、守るためにも…




五条 華蘭
自分を、大事にする…




淀川 真澄
だったら焦ってねぇで、ゆっくり1つづつ考えろ




淀川 真澄
偵察部隊もそこそこやれんだよ、守られるだけじゃねぇんだ




淀川 真澄
漫画読んでたんなら、それくらい知ってんだろ




五条 華蘭
……うん、そうだね




五条 華蘭
(だからこそ、余計に守りたいんだけどな…)




釘崎 野薔薇
先輩からしたら、まだまだ守らなきゃいけない存在なのかもしれないけど…




釘崎 野薔薇
私たちだって半端な任務はやってないし、甘い訓練を受けてるわけでもないわ




釘崎 野薔薇
先輩たちと先生の下で育ってるのよ?




釘崎 野薔薇
いつまでも赤子じゃないわ




狗巻 棘
…しゃけ




桃華 月詠
君は、いい仲間に恵まれているね




桃角 桜介
下のやつらを信じて任せる…それが出来んのは、心に余裕があるやつだろ




五条 華蘭
…………




五条 華蘭
(たしかに、焦っていたのかな…)




五条 華蘭
(本格的に戦闘が始まって、本来なら交わることの無い、無関係の人たちを大きく巻き込んで…)




五条 華蘭
(それだけで絶対に守りきらないとって思いが生まれるのに…)




五条 華蘭
(その相手がまさかの推したちで、運命を変えてしまうことのないようにしないといけないなんて)




五条 華蘭
(でも、みんなの言うとりでもある)




五条 華蘭
(まずは自分が落ち着いて、生きていないと守れない)




五条 華蘭
ふぅ……




五条 華蘭
ごめん、ありがとう




五条 華蘭
絶対、全員で生きて帰るよ









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