ぐっちと合流し 、今にもデートが始まる ! と
思ったでしょ ? 残念 。今は駅から出て 、集合場所の
図書館まで歩いている途中 。
第一声の練習をしているのだ 。
図書館に着き 、図書館の大きな窓の前に立つ 。
深呼吸をして 、落ち着かない心臓の鼓動をなだめる
ものの 、全く心臓は落ち着かない 。
高校生でも デート は緊張するし !!!
髪型はハーフツインで 、くるっと可愛く巻いて 。
クローゼットの中で1番可愛いトップスに 、
ミニスカートを履いて 。
今日は自分の中で1番可愛い格好をして 、家を出た 。
鼻の奥にツンとくるようなキツい匂いの香水 。
動く度 チャラチャラと鳴る シルバーのアクセ 。
絵に書いたような チャラ男 だ 。
私が無視していると 、チャラ男たちは方向転換 。
私への悪口を言い始めた 。
背丈も私よりずっと大きい 、チャラチャラとした男性に真正面から悪口を言われるのはとても怖くて 。
その瞬間 、優しい石鹸のような匂いが
そっと私を包んだ 。
私を包んだのはぐっちの腕で 、私は彼に
バックハグをされていたのだ 。
彼はチャラ男たちを睨んで 、無理矢理
帰途につかせた 。
図書館に入るや否や 、彼は地面に頭をつけ 、
謝罪する 。「 とっさに出ちゃって … 」 などと
弁明する彼が 、愛おしくてたまらない 。
惚れた弱みってやつ 。
合流前に感じていた 緊張感は もう一切なく 、
私たちは図書館の机に 迷惑にならない程度に問題集を 広げ 、勉強会を開始した 。
の 、だが ………
只今 勉強 大苦戦中 !!!!!!!
ぐっちが 1 から教えてくれるけれど 、それでも
意味が分からない 。
現れたのは 、んそめ 焼きパン ごんかね 。
3人で 遊んだついでに 図書館に寄っているらしい 。
そのまま 、5人でお喋りをすること1時間 …
何故か 途中から 5人になっちゃって 、
デートと呼べるのか分からないものだったけれど 、
楽しかったのは事実だ 。
ぐっちは エスパーなのかなぁ 、なんて 考えつつ 、
2人並んで帰路につく 。
そこには 、夕焼けに照らされて 地べたに 2 人の影が
映し出されていた 。
まとめるのムズすぎる
ベタな展開すぎたかなと反省












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。