第3話

紅き少年の修行 前編
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2018/12/31 05:20
マリオ「...............ハァッ!」

ドンっと良い音がした後、ガラガラと
崩れる音が辺り一面に響く。
マリオ「この岩、ここら辺では一番硬い筈
なんだが、全然大したことないな」

俺、マリオは、今、神の後継者になる為に
日々修行をしている。
だけど、どの岩も脆すぎて修行に
ならん。父さんも母さんも兄貴も姉貴も
弟(ルイージは除く)も妹も他の奴等も
弱すぎて相手にならん。
俺に食らいついてこれるのは
ルイージ、ザガロ、レイの3人位だな。
俺より強い奴なんてそもそもいるのか?
何故一人で修行してるのかというと、
女子達がうるさくて集中
できないんだよ。
リンダ「マリオー!」
マリオ「ん?」
リンダ「お弁当持って来たわよ!」
マリオ「あぁ、ありがとうな」
リンダ「にしてもこれ、あなたが
やったの!?」
リンダは驚愕した表情で辺りを
見回し言った。
マリオ「脆い岩ばかりでつまらないよ、
もっと強い奴いないのか?」
少年「だったら俺達が相手だ!」
少年2「今度こそお前に勝つ!」
なんか頭の悪そうな男子2人組が
絡んできた。こいつら性懲りもなく
来るんだよな、めんどくさい。
マリオ「いいだろう、ただし俺は本気で
来る気は無い。1%の力で十分だ。」
少年「何ィ!」
少年2「ムカつく奴!やっちまえ!」
リンダ「あんたらなんかに敵うわけない
でしょ、きゃあっ!?」
なんと少年達はリンダの足を蹴り、
頭を踏みつけた。
少年2「うるせぇ雑魚は突っかかってくんな!」
少年「ゴミはゴミらしく地べたで一生
寝てろド低脳!」
マリオ「チッ........良い気になりやがって、
うるせぇ雑魚、突っかかってくんなは
お前らだよ......!」
マリオ「それにお前ら集団で戦わないと
勝てないのか?」
少年「チッ、ぶっ殺してやる!」
少年達は武器を取り出し、
マリオに刃を向ける。
マリオ「武器に頼らないとお前達は
無能だって事が今はっきりわかったぜ?」
更に怒りが増していく少年達は
一気に襲いかかってくる。


後編へ続く

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