第41話

最終回『闇を越えた絆』
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2025/12/25 11:00 更新





おらふくん
おらふくん
お邪魔しまーす!
おんりー
おんりー
そこで待ってて、すぐ用意するね
ドズル
ドズル
あ、手伝うよ
おんりー
おんりー
大丈夫、一応お客さんだし…そこでゆっくりしてて
ドズル
ドズル
じゃあ…お言葉に甘えて
おおはらMEN
おおはらMEN
腹減った〜
ぼんじゅうる
ぼんじゅうる
にしてもでかいよなぁ…おんりー様の魔王城
 
元魔王
随分と賑やかだな
ドズル
ドズル
…!
おらふくん
おらふくん
あ…
おんりー
おんりー
ご飯できたよ…って、
おんりー
おんりー
魔王様…
おんりー
おんりー
どうかされました?
元魔王
いや、普段はない魔力を感じたから寄ってみただけだ、邪魔なようならすぐ帰る
元魔王
それにしても、魔界に集まるとは珍しいな
おんりー
おんりー
あ…人間界で息抜きしていたところを魔族に襲われて、そのあと色々あり…
おらふくん
おらふくん
僕と、おんりーの過去のこと…聞いたんです、それで、せっかくならって…
元魔王
…そうか、聞いたんだな、


























元魔王
…俺のことが、憎いか?笑
おんりー
おんりー
え…
おらふくん
おらふくん
そんなこと…!
おんりー
おんりー
…ッ
おらふくん
おらふくん
おんりー
おんりー
確かに…両親を殺したことは、許せないです
おらふくん
おらふくん
…!
おんりー
おんりー
…ッでも、俺に、選択肢をくれたことは…感謝、してます
おんりー
おんりー
選択肢がなければ…こうしてまた、弟と会えることもなかった…
おらふくん
おらふくん
僕も…お母さんとお父さんのことあまり覚えてないくらい早く死んじゃって寂しかったけど…
おらふくん
おらふくん
今は、お兄ちゃんがいたってことがわかって、そのお兄ちゃんと、一緒に魔王として過ごすことができてるのが、幸せだから
元魔王
…そう、なんだな







 








元魔王
…俺の知ってる話も、聞きたいか?
おんりー
おんりー
…というと、?
元魔王
おんりーを、連れ去ったあと…魔族になってからの話
おらふくん
おらふくん
…!
おんりー
おんりー
聞き、たいです…
おんりー
おんりー
聞かせてください
元魔王
あぁ、もちろんだ






































おんりー(幼少期)
おんりー(幼少期)
…ここ、が、魔界、、
元魔王
そうだ、お前はこれから、魔族としてここで暮らす
元魔王
目を瞑っていろ
おんりー(幼少期)
おんりー(幼少期)












おんりー
おんりー
…ん、
おんりー
おんりー
あれ…服が変わってる…?
元魔王
これで、今日からお前は魔族だ
おんりー
おんりー
魔族…
元魔王
耳に飾りがついているだろう?それが魔族である証
元魔王
しかし…驚いたな
おんりー
おんりー
…どうかしたの?
元魔王
魔族になったばかりで、鍛錬も経験も積んでいないのにそこらの魔物を遥かに上回る魔力を感じる
おんりー
おんりー
どういうこと?
元魔王
お前に、相当な実力が備わっているということだ
おんりー
おんりー
ふーん…
元魔王
お前は俺の部下にする、俺と話す時は敬語で、それから俺のことは「魔王様」と呼ぶように
おんりー
おんりー
……はい、






















 










元魔王
かなり力がついてきたな、
元魔王
もともとあれだけの魔力があったとはいえ、鍛錬しただけでこれほど強くなるとは…
おんりー
おんりー
元魔王
今日は、力試しに1つ、人間界の村でも滅ぼしに行こう
おんりー
おんりー
…え、
元魔王
どうした?
おんりー
おんりー
村を…滅ぼすんですか?
元魔王
そうだ、何か問題でもあるのか?
おんりー
おんりー
元魔王
(まだ人間の心が残っているな…今までにない程優秀なのに、これでは…)
元魔王
…おんりー、ちょっとこっち来い
おんりー
おんりー
…?はい、
元魔王
…お前には無限の可能性がある、すまんが…
元魔王
それを邪魔するものは、消しておこう
おんりー
おんりー
…!?
おんりー
おんりー
い"ッッ…
おんりー
おんりー
(痛い、頭、何…これ、ッ)
おんりー
おんりー
…ッはぁ、はぁっ、はぁ、





























































































































































おんりー
おんりー
あ、れ…ここは?
おんりー
おんりー
(何だ…?何も思い出せない、俺は誰?この人は?)
元魔王
目が覚めたか
おんりー
おんりー
ビクッ、誰…ですか、
元魔王
俺はこの魔界の王だ、そしてお前は俺の部下のおんりー
おんりー
おんりー
おん、りー…
元魔王
俺達は魔族だ、今から、人間界の村を滅ぼしにいくぞ
おんりー
おんりー
わかりました、魔王様
 






 




おらふくん
おらふくん
…え、、じゃあ、
おんりー
おんりー
…俺の記憶がないのは、魔王様が消したから、、ということですか?
元魔王
…そういうことになる
元魔王
お前は、何百年も生きてきた中で最も優れている逸材だった
元魔王
人間としての優しさが、どうしても…邪魔だったんだ
おんりー
おんりー
元魔王
今は、お前が魔王としてこの世界に君臨している、君のやり方を否定はしない











おんりー
おんりー
…記憶って、戻せないんですか?
元魔王
…戻したいのか?
おんりー
おんりー
せっかく、おらふくんが弟だったことを知れたのに、今のままでは、それは「知識」として頭に入っただけです
おんりー
おんりー
ちゃんと、思い出したい
元魔王
わかった、では戻してやろう
元魔王
そこに立て
おんりー
おんりー
はい
 









おんりー
おんりー
…!
おんりー
おんりー
(何、これ…頭に流れ込んでくる…)


おんりー
おんりー
あ…これ、



















おんりー(幼少期)
おんりー(幼少期)
『あ、おらふとかどう?』
『おらふ?』
おんりー(幼少期)
おんりー(幼少期)
『この子の名前!』
『ふふっ、いいかもしれないわね』























おんりー
おんりー
(あの人が言っていた話と同じ…)
おんりー
おんりー
(これが、俺の記憶…)










元魔王
…どうだ?
おんりー
おんりー
思い、出しました
おんりー
おんりー
村のことも、両親のことも、おらふくんのことも、全部…
おらふくん
おらふくん
おんりー…、
おんりー
おんりー
…おらふくん、、
























おんりー
おんりー
“生きててくれてありがとう”
おらふくん
おらふくん
…!
おらふくん
おらふくん
…“兄ちゃん”こそ、僕のこと、助けてくれてありがとう!
おんりー
おんりー
…これからは、俺がおらふくんを幸せにする、母さん達の愛情を、俺がおらふくんに伝える
おらふくん
おらふくん
僕だって、兄ちゃんを幸せにするもん!
おらふくん
おらふくん
それに…僕は、兄ちゃんとまた会えただけで幸せだよ?
おんりー
おんりー
…!
おんりー
おんりー
…そっか笑
















こうして、俺らは闇を越え、また出逢うことができた




















これから先、この幸せが





















ずーっと、続きますように__________






























闇を越えた絆__________End

















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