第5話

Episode 4 / 勘違いのままで
2,159
2026/03/01 04:55 更新
―阿部side―


今日は、久しぶりの9人全員でのYouTube撮影がある。

9人で撮影するということ以外、特にいつもと変わりはないのに、どうしてこんなに安心した気持ちになっているんだろう。

昨日、心臓が高鳴りすぎたせいもあるだろうけど…
そんなことを考えながら、椅子の背にもたれ、机に置かれた、ある作品の台本を見つめる。
まだ、撮影が始まるまで30分近く時間があるため、撮影部屋には誰も来ていない。
だからこんな風に落ち着いて安心していられるのだろうか。それとも、メンバーが全員いて、2人きりとかではないから安心しているのだろうか。

そこまで考えて、やめよ。とブレーキをかけた。
もう、考えたくない。

ふぅっと息をついた。
すると、ドアの外から、がやがやとした声が聞こえてきた。

ガチャっとドアが開いて、2人入ってくる。
sk
あれ!?阿部ちゃん来てる!
kj
ほんまや!阿部ちゃん早いなぁ!
1番だと思ったのに〜と、2人が近づいてくる。
ab
佐久間、康二。おはよう
やっぱり2人は変わらず元気だな、と顔に笑みが浮かぶ。
sk
おはよー!阿部ちゃん!
kj
おはよう!いつからおったん?連絡くれたらもっとはよ来たのに
ab
10分ぐらい前だよ。そんなに変わらないよ笑
kj
いや、結構変わるて!
ab
そうかなぁ〜
……そう、これ。
俺、いつも通りに話せてる。
佐久間や康二相手だとこうやってちゃんと話せる。

なのに……
って、違う違う。なんでこんなにめめと結びつけそうになるかな…
sk
……阿部ちゃん?
sk
もしかして、体調悪い?
急に黙った俺を見て、何か感じたのか、佐久間が心配そうに首を傾げる。
ab
え?
ab
ううん。悪くないけど?
sk
ほんと?ならいいけど…なんか、いつもと違うなぁ〜って、思ったからさ?
佐久間にそう言われた瞬間。ドキッと心臓が跳ねた。
やっぱり、俺、いつもと違うのかな。
ab
…全然大丈夫!ありがと
kj
無理はせんといてな
そう言って、康二がくっついてくる。
ab
あははっ、しないよぉ〜!
心配しないで、と笑う。

そうしているうちに、またドアが開いた。


???
あっ





ドアから顔を出した人と、目が合う





mm
阿部ちゃん
ab
っ……
kj
おーめめやん
めめが部屋に入ってくる。

その瞬間、心臓が音を立て始める
mm
3人とも、おはよう
sk
蓮、おはよ〜
kj
おはよう!
2人がめめに挨拶を返した。


俺も、挨拶しなきゃ
ab
めめっ、おはよ
mm
うん、おはよう
俺の方を見て、嬉しそうに微笑んだ。


ドキッ
sk
……
kj
さっくんどうしたん?なるほどね、みたいな顔して
sk
…いや!なんでもない!今日なんの撮影だったかな〜て思ってただけー!!
kj
そういえば今日、なんの撮影やったっけ?
sk
え、……なんだっけ?
kj
結局分からんのやないか!笑
そう言って、2人はワチャワチャと絡み始める。
その様子を思わずぼーっと見つめる。
nb
おはよー
dt
おはよう
ru
おはよ〜!
すると、挨拶をしながら3人が入ってきていた。
そのことに気が付かなかった俺は
ab
っ!?
3人の声に驚いて、机に右膝をぶつけた。

その時にガンッというすごい音がしたため、その場にいる全員が俺の方を向いた。
ab
いったぁッ…
mm
阿部ちゃんッ!!
nb
うわあっ!?び、びっくりしたッ!めめ、お前声デケェよ!!
kj
あちゃ〜…今すっごい音したなぁ
ru
ごめん!驚かせちゃった?
dt
大丈夫か?
ab
だ、大丈夫大丈夫
mm
ほんとに?大丈夫?
めめが、俺の手を握って心配そうな顔をする。
ab
ぁっ…うん!だ、大丈夫だよ!めめ、ありがとう!
そう言って、めめの手から逃げるように、パッとめめの手から離れる。
mm
…うん
sk
……(康二の方を見る)
kj
……(小さく頷く)
心臓が、バクバクとすごい音を立てているのが分かる。
なんでこんなに、音を立ててるの。

手を、握られただけでしょ?

なんで…だめだよ。やめて…
fk
はよ〜
iw
おはよ
まだ眠そうなふっかと、朝から運転させられたのか少し疲れた様子の照が入ってきた。
そして、俺がみんなに囲まれているという状況を見て
fk
え、なに?この状況。どうした?
iw
何かあったのか?
2人は、戸惑うような心配するような表情になった。

一気に現実に引き戻された気がして、俺は慌てて笑顔を作った。
ab
いや…実は、ちょっと机に足をぶつけてさ…
sk
……そうそう!
kj
…結構、すごい音したからなぁ〜…みんなで心配してたとこなんや。
fk
え、そうなの?阿部ちゃん、大丈夫?
ab
うん、大丈夫大丈夫。みんな心配かけてごめん。ありがと。
fk
あー、びっくりした。今日の阿部ちゃん。いつも以上に静かだったから、なんかあったのかと思ったわ。
iw
俺も思った。阿部、無理してないか?
ふっかと照の言葉に、胸がきゅっと縮んだ。
ab
なんにもないし、無理もしてないよ。大丈夫!
心配かけてはいけない。その事しか頭になくて、大丈夫を心の中でも繰り返す。
fk
…ならいいけど
iw
…何かあったら、すぐ言えよ
ab
うん。ありがとう
はぁ…俺のせいで、雰囲気が暗くなっちゃったような気がする…
sk
……あーー!!阿部ちゃん!その台本は!
ab
えっ、な、なに?
佐久間が、いきなり机の上に置かれた、『君が優しい目をしていたから』の台本を指さした。
nb
佐久間?
dt
その台本が、どうかしたのか?
sk
いやぁ〜忘れてた忘れてた〜
今日、絶対に言おうと思ってたんだよねぇ〜と俺とめめを交互に見て、にやにやと笑う。

その言葉は、この場所で聞くとは思っていなかったものだった。
sk
阿部ちゃんと蓮、BLドラマでW主演するんでしょっ?
kj
そうなん!?
nb
まじ!?
fk
知らなかった
みんなからそれぞれ驚きの言葉が出てくる。
ab
ま、まぁ…ね。まだ公表されてないから、知らないのも無理ないと思うよ。
…ね?と遠慮がちにめめに話しかける。
mm
うん
めめは、にこっと優しく微笑んで頷いてくれた。
その笑みから、話しかけてくれて嬉しい。そんな風に言われてるように感じてしまった。
fk
佐久間はよく知ってたな
sk
まーねー!て、言いたいところだけど、マネージャーさんに聞いたんだ〜!知った時はさすがに叫んだね〜
ab
ふふっ、なんで叫ぶんだよ笑
sk
だってさぁ〜、2人が演じる作品って『君が優しい目をしていたから』でしょ?めっちゃ有名な作品じゃん!
俺、漫画持ってるし〜と口を尖らせる。
ru
え!!そうなんだ!俺も知ってるよ!その作品!
nb
俺も知ってる。原作めっちゃ評判いいよな。
sk
そうなんだよ〜すっごい丁寧でさ〜空気感とか距離感とか、最高なんだよ!
佐久間の言葉に、ドキッとする。


……空気感、距離感


最近、やけにその言葉ばかり耳にする。
sk
漫画よむ?
佐久間が俺とめめに問いかける。

うーん…作品づくりのために読みたいと思ってたし…
貸してくれるんだったら読もうかな…
そんな事を考えつつ、めめは、どうするんだろうと、
めめの方に視線を向ける。
mm
俺は…もう借りることになってるから、大丈夫。ありがとう。
………え?


借りる?



誰に?


妙に胸がざわついて、なぜだか、すごく不安な気持ちになる。
sk
………。まじ〜誰に借りるんだよ〜
ツンツンとめめをつつく。

佐久間の言葉にまたドキッとする。
俺が気になった事を聞いてくれたから。
ていうか、なんで俺は、こんなに、めめが誰に借りるか気になってるんだ…
mm
え?マネージャーさんだよ。
ただ事実を語るみたいにめめが言う。
その言葉を聞いて、俺は思わず、ほっと息をついた。
sk
へ〜マネージャーさんかぁ〜…
そう呟いたあと、佐久間が俺に近づいてきて、小声で言った。
sk
安心した?よかったね。
にひっといたずらっ子みたいに笑った
ab
えっ……
よかっ、た?何が良かったの…佐久間…
なんでそんな、俺は分かってるみたいな顔してるの…
sk
ひひっ、俺、楽しみにしてるから!
阿部ちゃん読むよね?阿部ちゃんには俺が貸してあげる〜!
ぱっと俺から離れて佐久間が満足そうに笑う。
ありがとう。と佐久間に返事を返しつつ、佐久間の言葉に俺は動揺しまくっていた。

そして、俺らも楽しみにしてるけど…と呟きつつ、その事を知らなかった6人は、俺とめめを交互に見て、それぞれ心配そうな顔、面白がるような顔をしていた。

最終的には6人ともめめに目を止める。
mm
え?どうしたの?
6人の目が自分に向いて、めめは何かあるのかなと戸惑っている。
kj
いや、なんでもない。
fk
…いや、めめ、頑張れよ
ru
早まっちゃダメだからね!
あとの4人もうんうんと頷いている。
戸惑っているのは、俺とめめ本人だけ。

応援なの、かな?
ラウールが言った早まっちゃだめって何?
応援なら、俺に応援の言葉はなしなの?
それは、流石に悲しい…
sk
蓮!俺が見る限り、あともうちょいだから!お前らしくいけばいいからな!
mm
っ!
fk
おっ、まじ?
sk
まじまじ!さっきので確信した!
dt
それは、楽しみだな。
今度はみんな俺のことを見てくる。
しかも、めめまで

佐久間の言葉の意味も、みんなの反応もよく分からないし…
ab
えぇ?なに?
sk
なんでもないよ〜
ab
なにそれ…怪しい…
mm
…阿部ちゃん
めめが俺と佐久間の会話に割って入るように、俺の名前を呼ぶ。
mm
俺、頑張るから
決意するように言うめめを見て、頭には疑問が浮かぶ。
ab
…え?
ab
うん、頑張っ、て?
よく分からなくて、首を傾げる
mm
はあ……
めめは、大きなため息?をついたあと、片手で顔を覆う。
ab
だ、大丈夫?めめ?
そんな反応をされるとは思わず、ぱちぱち瞬きをする。
mm
……大丈夫だよ。気合い入ったから。
ab
えぇ?なにそれぇ笑
面白くて、くすりと笑みがこぼれる。
sk
(…あー、これもう時間の問題だなぁ〜)
sk
おーい、イチャイチャすんなよ〜
kj
人前でいちゃつくなんて大胆やなぁ〜
ab
なっ///
nb
あれ?阿部ちゃん照れてる?
ru
照れてる!可愛い〜!ね、めめ
ラウールがめめの方を向いて、同意を求める。
mm
うん、可愛い。
そっと目を細めて、ふわりと笑う。
可愛い。その一言に大きく心臓が跳ねる。
mm
嬉しい
ab
っ、////
カァっと顔が熱くなる。
嬉しい、の?俺が照れたことが?

……ねぇ、めめ。

めめは、違うんでしょ?
そんなつもりじゃ、ないんでしょ?

じゃあ、勘違い、させないでよ。
期待、させないでよ。

めめはそんなつもりじゃなくても、俺は……
ab
ははっ、そっか、嬉しいのか
なんて事ないように、冗談を受け流すように、見て見ぬふりをするように笑う。

認めちゃいけない。自覚したくない。

……もう、期待したくない。

気づいたところで、傷つくだけだから。
mm
…阿部、ちゃん?
sk
……
iw
……そろそろ時間じゃね?
fk
…うん、準備しよ
スタッフ
おはようございます!そろそろ撮影始めまーす!
変な空気になってしまった、と思っていた時に、照とふっか、そして、部屋に入ってきたスタッフさんが空気を変えてくれた。

正直、すごく助かった。
kj
…よっしゃ!撮影するでー!今日はなんやっけ?
nb
人狼ゲームじゃなかったか?
dt
また、佐久間最初の方にやられるか?
sk
え〜、それはマジ勘弁!最後まで残りたい!
みんなが楽しそうに撮影について話し始める。

それが、俺にとって何よりもありがたかった。
ab
佐久間、毎回怪しいって言われてるもんね笑
不自然にならないように、自然に会話に混ざる
sk
…そうなんだよ〜!
佐久間が笑って返してくれる。
メンバーに混じり、会話をしている時に
mm
……阿部ちゃん
iw
…目黒
fk
…さっき、佐久間が言ってただろ?もうちょっとだって、阿部ちゃんのことだから認めちゃいけないとか、思ってそうだけどさ
iw
思ってるだろうな…
mm
……阿部ちゃん、絶対に俺から逃げてる。
2人( iw・fk)
うん、逃げてるな / それはそう
mm
……やっぱり…
fk
ま、お前らしくいけばいいんだよ。
iw
阿部のこと、振り向かせるんだろ?
mm
っ、うん
fk
俺らは応援してるからさ
iw
お前なら大丈夫だよ。
mm
……っ、ありがとう。2人とも。
そんな会話を3人がしていた事を俺は知らなかった。
iw
どーも!
sn
SnowManでーす!
いつも通り、挨拶をして始まった。
始まってしまえば、いつも通りやるだけだから、大丈夫だと思う。めめと席遠いし…
fk
ということで、久しぶりに9人全員が揃いました!
ふっかの声と共に、全員が拍手をする
fk
今回は9人で人狼ゲームをしていきたいと思いまーす!(拍手)
sk
おー!!人狼ゲーム!
fk
はい、久しぶりなので、今回はゆったり、まったりと遊びたいということで……
sk
いやいやいや笑
iw
ゆったり、まったりではないだろ笑
ab
人狼ゲームだからね笑
mm
確かに笑
ab
っ……
遠いところから俺の方を見て、にこっと微笑む。
そんな彼を見て、心臓が飛び出しそうになった。
ぎゅっと拳を作り、動揺を隠すように、ね?っと笑う
fk
…それでは、早速人狼ゲームしていきましょうか。
kj
…舘様いつも以上に喋らんやん。怪しいなぁ…
dt
そういうこと言う康二の方が怪しくない?
そんな風にお互いを疑っていると、犠牲者を発表する場面になった。
ab
それではいきます。本日の犠牲者は……佐久間です。
sk
うわ〜!またかよ〜!
ru
佐久間くんどんまい
ab
もう佐久間は話せないからね笑
そして、ゲームが進んでいき……
fk
あと残ってんの誰だ?俺と康二と?
nb
俺とめめと舘様だけじゃね?
kj
やばいやん!早く人狼見つけんと……役職持ちは?
nb
…俺、実は占い師なんだよね
fk
はっ!?俺も占い師だけど!?
kj
え!?占い師2人!?どっちか人狼やん!!
dt
占い結果は?
nb
俺、康二占ったんだけど、人狼ってでた!
kj
はあ!?しょっぴー人狼やろ!!!
nb
いや、康二だろ!
ab
そろそろ犠牲者を発表します!本日の犠牲者は、めめです
mm
俺か〜
俺の方をみて、優しく笑った。
そして、ふっと立ち上がり、歩いてきて自然に俺の隣に座った。

えっ……

なんで、そんな…え?
fk
やばい、どんどん市民減ってく……
kj
ガチでしょっぴー人狼やろ!
dt
康二じゃないか?最初から怪しかったもんな
kj
舘様も同じやろ!
そろそろだな…と思いながら口を開く。
ab
犠牲者は……ふっかです。
ということで、市民が残り1人になったので、人狼側の勝利です!
nb
いえーーい!!!
dt
勝ったな
kj
やっぱり2人が人狼やん!!
sk
俺狂人だったのに〜!なんも出来なかった!!もう1回やろうぜ!
そして、2回戦目が始まり、またもや人狼の勝ちで終わった。
sk
へっへっへっ、勝ってやったぜ!
ru
今回、人狼しか勝ってないね
nb
まぁ?俺が上手すぎたってことで
ab
翔太2回連続人狼だったもんね笑
kj
いや、今回は狂人のサポートがあったからやと思うな〜
iw
康二が人狼だと思ってたからな
fk
上手かった
kj
やろー!
fk
さて、久々の人狼ゲームでしたけども、また、9人でね。できる機会があったら、やりたいなぁっと思います
fk
それでは、またお会いしましょう
sn
バイバーイ
全員、カメラに向かって笑顔で手を振る。
今日の撮影楽しかったなぁ…と考えると自然に笑みが浮かぶ。
スタッフ
はい!OKです!
スタッフさんの声が響き、カメラが止まる。
sk
おつかれー!
ru
お疲れ様ー!
nb
人狼側楽しいわ
ab
人狼側、俺もやりたいなぁ
mm
阿部ちゃんが人狼やったら、圧勝しちゃいそう
ab
ぇ、そ、そうかなぁ〜笑
いきなり話しかけられた事に驚きつつも、ちゃんとめめに返事ができた。
自然に会話できてる、よね?
mm
うん、そうだよ
阿部ちゃんとだったら、俺も人狼側やりたいな…
なんて事まで言ってくる。
ab
そ、っか〜めめと一緒だったら、心強いな
mm
うん、その時は任せてよ
嬉しそうに、少し子供っぽい顔をして笑う。

あぁ…もう…

俺、どうしたら、いいの?
自覚しちゃだめなのに…

俺、どんどんめめの事……
sk
さてと、そろそろ次の仕事あるやつもいるし!解散するか!
2人( iw・fk)
だな / そうだな〜
nb
やっべ、俺、もうちょいで雑誌の撮影あるんだった。急ぐわ!
kj
しょっぴーおつかれー!ま、俺も収録あるから行かないとな!
それぞれ、まだ仕事があったり、用事があったりするみたいだ。やっぱりみんな忙しいな…と思いながら、みんなを見送る。

今、部屋に残っているのは、俺とめめと佐久間だけ。
mm
じゃあ、俺もインタビューあるから、行くね。2人ともまたね!
ab
あ、うん!またね
sk
気をつけていけよー!またなーー!
バタッとドアが閉まる。
すると、俺の気持ちが一気に楽になった。
足の力が抜けそうになり、慌てて椅子の背を掴んだ。
ふと、めめが出て行ったドアを見つめた。

優しくて、丁寧なめめの割に、結構雑なドアの閉め方だったな…

時間ないのに、ギリギリまでここにいたのかな。

なんて考えが頭に浮かんだ。
しかし、すぐに、流石にそれはないと否定した。
それはないと分かっているのに、どうしても、めめの事が気になってしまう。
ab
はぁ…
佐久間にバレないように、小さく息をついた。


そして、そっと佐久間の方を向いて
ab
佐久間は?今日はもう仕事ないの?
そんな風に聞いてみた。
ずっと無言だったら、さっきみたいに心配されるかもしれないって思ったから。
sk
うん!ないよ〜
ab
そっか。俺もないから。もう家に帰ろうかな
なんだか色々と疲れた。そんな事を思いながら、荷物をまとめ始める。

ある台本に一瞬目を止めて、すぐに鞄の中に入れた。
sk
……ねぇ、阿部ちゃん
ab
んー?
荷物をまとめながら、佐久間の呼び掛けに相槌を打つ。
sk
時間あるならさ、ちょっと話さない?
ab
え?
思っていた返答と違って、佐久間の方を振り返った。


そこには、いつもの明るく元気な佐久間と違う、真剣な表情をした佐久間がいて、俺をじっと見つめていた。



そして、佐久間はゆっくりと口を開いて、こう続けた。

sk
蓮の事について
Episode 4 / 勘違いのままで
いかがだったでしょうか!
今回少し、長くなってしまいました…ごめんなさい🙇🏻‍♀️‪‪
最後まで読んでくださり、ありがとうございます💓

そして!皆様!アンケートへのご協力!
ありがとうございました🙇🏻‍♀️‪‪🙇🏻‍♀️‪‪

アンケート結果はこちらになります!
ということで、
・『君が優しい目をしていたから』は本編中で書く
・名前や設定は作り込む
で、本編を書いていこうと思います!!
よろしくお願いします💓

それではぜひ!
Episode5も楽しみにしていてください!

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