第30話

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2026/07/12 03:30 更新
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はぁ、もういいわ部屋に戻りなさい
(なまえ)
あなた
はっ、はい
びくびくと縮こまりながら、部屋へと急ぎ足で戻った
姉の部屋に入れば何も変わっていない
ベットも、机の上の物も
写真立ての中も
日記帳さえもあの日のまま
ここだけ時間が止まったようだ
(なまえ)
あなた
姉さん、あの人はもう元に
戻ってくれないのかな
唯一残された姉の写真、それは僕が撮った写真
雫がぽつり、ぽつりと机に落ちていく
もう、今日は寝よう
今すぐこの現実リアルから目を逸らしたくて
僕は深い眠りについた
.
あなたの下の名前、ほら私に捕まって!
                     姉さん.....?
.
もぉー、まだ寝てるの?
お母様に怒られるよ
                眠いよ、まだ寝てたい
姉
ほら、起きて!
(なまえ)
あなた
うわっ
(なまえ)
あなた
ねぇちゃん、おはよ
姉
おはよう、あなたの下の名前
姉
顔を洗ってきてね
(なまえ)
あなた
やだ、ねぇちゃんもついてきて
姉
ふふ、わかった
姉
甘えん坊なんだから(笑)
         ねぇちゃんはどうして此処にいるの?
それは、夢だからかな、
               どうして夢を見てるの?
それはわかんないけど…
この世界の中をどれだけ探しても無理だよ

本当の姉さんはもういない
             ねぇちゃんには会えないの?
そうなるね

                   そんなの嫌だ
ずっと、姉さんといたい…

その気持ちは良くわかるよ
           なら、僕をこのままにしておいて
それは無理だよ君が戻らないと

____死ぬよ?
                   死んでも良いよ
わかった

君のことは放っておくよ
                     ありがとう





深く深く眠りについたらいつ起きるか分からない
何十年、何百年、何千年後かもしれない
王子様のキスですぐに目覚めるかもしれない
それでも、今はこの狂気的な夢に囚われていても

いいのかもしれない

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