第35話

*第34話* ~もう一人の反魔~
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2026/08/17 01:16 更新
熱狂の渦中にある僕だが、その熱狂から身を隠すようにその場を去ってザンゲツの身柄をアインに引き渡しその理由を本人からの自白と戦闘中に感じた彼の言う魔法への違和感から、ということにした

その後、僕はとある人物を呼び出していた

場所は校舎裏、決勝戦の熱冷めやらぬ様子の生徒たちが訪れることはなさそうで人に見られることの少なさそうな場所を考えた上の選択だ

その呼びだした人物と言うのは・・・
エスメル・ブロウ
一応聞くけどこんなとこに呼び出してどうしたの?
シフォン・メルト
じゃあこちらも一応聞いてやるがブロウは反魔の構成員か?
エスメル・ブロウ
違う、なんて否定しても無駄?
シフォン・メルト
あぁ、そうだな
そこでどうする?ここで僕を殺して口封じするか?
エスメル・ブロウ
絶対勝てない勝負に挑むほど、私は馬鹿じゃないよ
シフォン・メルト
賢明な判断で助かるよ
エスメル・ブロウ
それで、シフォンの方こそ私も彼みたいに先生に突き出す?
シフォン・メルト
そのつもりならここに一人では来ない
まぁそっちの態度次第だけどな
エスメル・ブロウ
なら、どうするの?
ただ私の正体を知ってるって報告だけ?
シフォン・メルト
少し取引でもと思って
エスメル・ブロウ
取引?
シフォン・メルト
そう、僕は以前にも言ったと思うけど僕の平穏が一番だ
シフォン・メルト
その時に障害となるのは反魔やら魔女教団やらの組織だ
シフォン・メルト
そこで人となりは多少理解しているつもりのお前から反魔の情報を聞き出したい、その代わりに僕はお前のことをばらさない、そういう取引はどうだ?
エスメル・ブロウ
......わかった、とは言え積極的に活動に加わってるわけじゃないし本隊とは折が悪いから知らないことも多いけどそれでもかまわないなら
シフォン・メルト
あぁ、嘘をつかないなら構わない
彼女が反魔であるという確信を持った理由は単純

ザンゲツが最後に残した言葉それは
ザンゲツ
事情を聞きたければ、エスメルに聞くと良い
シフォン・メルト
そうか、そう言うならそうさせてもらう
それ以前に彼女に疑いの感情が芽生えたのは決勝戦での時に吹いた風だ

あの風には意思が感じられた
それはあの風が自然に吹いたものではなく魔法によって誰かに吹かされたものであるということを示していた

そしてその意思に彼女の意思が感じられた

それはあの風が彼女によってザンゲツに有利になるように吹かされたものであるということだ

しかし、なぜ仲間なのだろうエスメルの名前を出したのかはわからない

気になることはありつつも、僕は実行に移した
僕も目的の障害になりうるものを、知るために

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