3人は私に話して安心したせいか、すぐに寝てしまった。
本当に疲れてたんだな…。
その時。
ピンポーン、
とチャイムの音がした。
こんな夜中に…、
も、もしかしたら……
いやいやいやいやいやいやいや、違うかもしれないし…。
レトさん達はインターホンが鳴っても起きる気配がない。
私は音を立てないように玄関の入り口のドアスコープから外を覗いた。
そこにいたのは紛れもない、キヨ。
その光景は私にとってとても怖かった。
だって、キヨは私のことが見えてないはずなのに、
…目があったから……。
キヨはずっと、ドアスコープの方を見てたんだ。
怖い
みんなに迷惑かけてばっかりじゃダメだ。
私も、キヨと向き合わないと。
守ってもらってばっかりじゃダメだ。
ガタッと音がした。
気がつけば私は小刻みに震えていて、つい、音を立ててしまった。
どうしよう…どうしよう……。
ドアの向こうから聞こえるのはキヨの声。
でも、なんか違う。
弱々しくて…、まるで
すぐに壊れてしまいそうな声。
そんな声につい私は同情してしまう。
言ってしまった。呼んでしまった。
ドアの向こうからは弱々しくも嬉しそうな声と
泣きそうな顔で立っているキヨの顔が見えた。
あーあ
来ちゃった(^^)













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。