第4話

♦️☕️ 君が隣に居れば、何でもない日も幸せ
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2025/04/06 07:06 更新








 「 ねえ待って、………アイス食べたくね? 」
 『 …………………天才? 』


 お風呂を上がって彼に髪を乾かしてもらうのが、
 お泊まりの時のお約束ごとになっている。雲雀は私の
 長い髪を触るのが好きで、だからいつも彼はドライヤー
 片手に、「乾かしてあげる!」なんて嬉しそうに
 言ってくれるのだ。

 いつものように髪を乾かしてもらったあと、雲雀は
 そんな誘惑をする。お風呂上がりのアイスほど
 美味しいものはない。

 目を合わせてどちらともなく、にいっと笑うと、
 お揃いの部屋着を着たまま外に出る。








 すっかり真っ暗になった道を、雲雀と二人、
 手を繋ぎながら歩く。

 コンビニまで向かうだけの、ちょっとしたデート。


 『 みて、今日めちゃめちゃ星綺麗! 』
 「 うわマジやん、あれは?ベテルギウス?
  みたいなやつどれ? 」
 『 えよく知ってるね!?でも私もわかんない 笑 』
 「 なんか歌詞で覚えた!笑
  じゃあ……あれ!ベテルギウスにしよ! 」


 そう言って雲雀は適当な星を指差す。
 絶対違うじゃん!なんて笑うと横で違うかあ、
 なんて彼も笑った。







 𓂃⟡.·





 コンビニに到着して、アイスコーナーに直行!
 …の前に、入ってすぐ、レジ横のコーナーに
 おでんが置いてあるのが目に入った。


 『 雲雀、みて!おでん売ってるよ! 』
 「 うーわ、おでんアリすぎるなぁ 」
 『 味染み染みの大根と目が合っちゃった…
  こーれ、買いです 』
 「 やっぱおでんは大根よなぁ~。
  あ!俺卵も食いたい! 」


 二人で好きな具を器用にトングで器に詰めると、
 満足そうに笑って頭を撫でられた。
 ウキウキでレジに並んで、お会計。










 お会計を済ませてコンビニの外に出ると、
 雲雀は我慢できないらしく、口を使って片手で
 器用に割り箸を割った。


 「 ちょっとだけ食べね?これだけ! 」
 『 んは、いーよ?お先どーぞ。 』


 駐車場の端で、お箸で大根を半分に割ってくれる。
 少しだけ小さい方を雲雀が食べて、熱そうに、
 はふはふしながら食べてるのが可愛くて思わず
 笑ってしまった。

 そのあと、半分にしたうちのもう片方の大根を、
 一口分のサイズに割って、ふーふーしてから私に
 差し出してくれる。


 『 …!うわ、さいっこう....やっぱ冬はおでんだぁ… 』
 「 このさぁ、味ビッタビタに染みてんのがいいんよな~ 」
 『 分かる〜、はぁ、沁みるなぁ 』



 一緒に来た道を急ぎ足で帰り、家に着いて一緒に
 残りのおでんを食べる。賑やかだった器の中は、
 あっという間にすっからかん。ぽかぽかしたまま
 雲雀にぎゅーっと抱きつく。


 「 …………あれ、なんか忘れてね? 」
 『 えー?なんだっけ…わかんない。笑 』



 まあ、忘れるってことはそんな大したことではないか。
 と、私たちは歯を磨いて寝る準備。

 雲雀が先にベッドに潜って、腕を広げて私に
 おいでのポーズ。ふふ、と笑うとその胸の中に
 ダイブして、雲雀の腕の中にすっぽりおさまる。
 あー、この温もり落ち着くなあ、なんてうとうと
 しながら今日の出来事を振り返る。






 ……………………………………あ。



 『 雲雀、わかった。…アイス買い忘れた! 』
 「 あ!!!えホンマや、アイス買いに行ったのに!ww 」


 あははっと二人で笑って、じゃあ明日買いに
 行こうね?と約束して、そのまま一緒に眠った。

 一緒に、夢の中でも、私達はデートをしよう。
 そんな、小さなしあわせ。








 いつだったかコメチャレに壁打ちしたやつ!



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