第2話

転校生
2
2025/07/12 09:42 更新
「そういえば、今日は転校生がくるからな」

これから私の担任になるのであろう教師がみんなに言っていた。

みんなは「女?男?」「可愛い?!」「どんな子だろ」などと口々に言っていた。
「西島、入ってこい」

先生に呼ばれた私はスライド式のドアを開けて教室へはいる。
みんなの視線が集中して空気が張り詰める。
西島花奈
西島花奈
こ、こんにちは…西島花奈って言います
よろしくお願いします…
「はい、じゃあとりあえず、あの端っこの席に座ってもらって。はい、じゃあ朝の会始めるぞー」

やたらに「はい」が多い担任が仕切る。

担任に言われた通り端っこの席に座った。
前も左も男子。後ろと右は不在。

圧倒的に不利な席だ。
まぁ、もともと友達なんてものを作る気はなかったのだけれど。
朝の会が終わって、本でも読もうかなと思った時、
河内優奈
河内優奈
ねぇねぇ、あの、仲良く…ならない?
西島花奈
西島花奈
え?
一瞬世界が止まったような気がした。

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