「俺は…」
「あなたの下の名前を____」
『…っ』
「_________愛しています」
そう言って、彼は…私の前で跪いた
流れるような仕草、悔しいほど綺麗な白髪、そして…真っ直ぐな、綺麗なその青い目
それは…それは…
まるで私のことを…
有り余るほどの美しさも目の前で滲む
『…っぅ…ぁっ…さと、る…』
息が詰まってなんとか発した言葉もぐちゃぐちゃで…
きっと何を言っているかもわからないだろう
さとる、さとる…
「あの時、
守るって言ったのに…
君を不安にさせるっ、
こんなクソみたいな俺でも…」
「あなたは俺を選んでくれますか…?」
あぁ、私はなんてとんでもないバカだったの…
あの時、この人に全てを捧げるって誓ったじゃないの
貴方が、貴方が…
こんな私でいてもいいって…
『…悟、こんな私がいいだなんて言う人、
貴方しかいないよ?』
私の言葉に悟は目を見開いた
そして…笑った
「はっ、俺が見つけたんだよ」
久しぶりに見たその笑顔は眩しいほどに輝いていた













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。