第2話

1話
52
2021/03/20 10:29 更新
モブ
ねぇ!今日ケーキ屋行かなーい?
モブ
いいねー!行こー!
今日もいつも通り、教室内は騒がしい






誰か一人は何かしら喋っている






そんな中私は







イヤホンをして音楽を聞いていた
モブ
ねぇまたあの子なんか聞いてる
モブ
やっぱ地味だよね
モブ
それな!わかる〜
わざわざ聞こえるように言わなくてもいいのに
モブ
まぁでもしかたなくない?
モブ
だってあの子
モブ
喋れないんだしw
モブ
それな!
はぁ聞こえてるってば
そう、私、音瀬成は病気でしゃべることができないのだ





今日もあそこに行くか














〈放課後〉



ガラガラガラガラガラガラ










やっぱり落ち着く







私はいつも放課後に音楽室へ行ってピアノをひいているのだ







今日は何をひこうかなぁ






ボレロをひこうかな





♪〜♫〜♪〜♫〜♪〜♫〜♪〜♫



音楽室内にピアノの音が響き渡る



ピアノをひくときが一番楽しい





誰かと話すことなんてできないんだから







♪〜♫〜♪〜♫〜…


今日も引き終わった





帰ろうとしたその時






ガタン!
音瀬成
誰だろう……
私は音のした方へ向かってみると…
芹沢奏多
あ、やべ!バレた!!
男の子がいた
カキカキカキ……
音瀬成
『誰?』
芹沢奏多
俺は芹沢奏多。ここからきれいな音楽が聞こえて気になってきたんだ。お前は?
カキカキカキ
音瀬成
『私は音瀬成。』
芹沢奏多
なんで喋んないの?
カキカキカキ
音瀬成
『病気と喋れないの。ごめんなさい。』
芹沢奏多
そうだったんだ…こっちこそごめんな!
音瀬成
( ´∀`)b
芹沢奏多
ありがとう
芹沢奏多
ねね!お願いがあるんだけど、なにかひいてくれない?
音瀬成
!?
芹沢奏多
音瀬がひいた音に合わせて俺歌いたい!
お願い!!
音瀬成
……
カキカキ
音瀬成
『いいよ』
芹沢奏多
まじ!?ありがとう!
音瀬成
『何がいいとかある?』
芹沢奏多
んーじゃあアメージング・グレイスでいい?
音瀬成
『いいよ』
私はアメージング・グレイスをひいた


♪〜♫〜♪〜♫〜♪〜♫〜♪〜♫


すると彼は
芹沢奏多
〜〜〜〜♪〜〜〜〜♫
アメージング・グレイスを歌い始めた




彼の歌声は透明感があってとてもきれいだった




引いててとても居心地が良かった



















♪〜♫〜♪〜♫〜〜……



アメージング・グレイスを一通り引き終えた
芹沢奏多
音瀬ってピアノうまいな!
芹沢奏多
やっぱり最高!!
カキカキカキ
音瀬成
『芹沢くんも歌声きれいでとても素敵だったよ』
芹沢奏多
ありがとう!
芹沢奏多
なぁ!これからも歌いに来てもいいか??
音瀬成
『いいよ』
芹沢奏多
まじで!やった!ありがとう!
音瀬成
(*^^*)




誰かと音楽を楽しむことなんてなかったから





新鮮でとても楽しかった





誰かといることなんてなかったから




少し緊張したけど








うまくひけたし、一緒に音楽楽しんでくれるし






彼なら信じてもいいのかもしれない












プリ小説オーディオドラマ