…タイミング悪すぎません?
なんで毎回こうなるんですか??
毎回毎回カウンセリング時間になっちゃって話聞けないんですけど…
というか、今何時ですか??確かこの後…
いけないいけない。私ったら何みんなの事困らしてるのよ…
まあさっさと次のところに行きますか…
低い声から、博士の声へと変っていたプロトタイプに対し
私は、少し不機嫌な態度をとってしまった
11:00・ヤーナビーの世話
と、書いてありましたがヤーナビーとは…?
なんかあれでしたよね…虹色のライオン…みたいな?
ぬいぐるみをお世話するってどういう事だ??
ヤーナビィィィィ??
一体どこにいるのですか??
もしかしてそのヤーナビーもあのハギー達みたいに大きいおもちゃかな…?
左の部屋から、微かに音楽が聞こえてくる
なんか…いるのかな?
扉を開けた瞬間に、何かが私に飛び込んできた
なんか…もふもふだぁ…
反応している…
どうやら、この子がヤーナビーのようだ
確かに、虹色でライオンのような感じですね…
というか可愛いんですけど
挙動不審になっているんですけど…?
もしかして、博士のことを探していたり…?
この音楽…さっき聞いた音楽だ
どうやら、この音はヤーナビーが出していたらしい
へー…最近のおもちゃは音楽も出せるようになっているんですか。すごいですね…
ヤーナビーがニコニコしながら、私の膝の上に乗ってきた
なんか…懐いているようですね?
世話って書いてありましたけど、面倒を見ればいいんですよね?多分?
すっとヤーナビーはぬいぐるみを出した
もしかして、ぬいぐるみで遊びたいのかな…?
ヤーナビーもぬいぐるみなんだけどね…
いやいやいや?なんでそんなにご機嫌なんですか??
今何したかわかります?ぬいぐるみの頭を引きちぎッたんですよ?
…なんか、頭引きちぎるってクイン君に似ているなぁ…
クイン君もよくぬいぐるみの頭引きちぎっていたし…
ヤーナビー??貴方めちゃくちゃ可愛くありませんか??
博士はいつもこんな可愛い子をお世話していたんですか??ずるすぎませんか??
というかやけに懐いてきますね…
ほぼキャットナップの時と同じ状態なんですけど
11:15・1160の観察
なーんかヤーナビーに懐かれちゃいましたね…
まあ、特に悪いことはしなさそうですけど
エディーさんがいるだなんて聞いていないんですけど…?
なんか、私のことを待っていたのですかね
え…1160はというのはそんなに危険なのですか??
そりゃあ…博士がやるのも当たり前ですね……
エディーさんがいうには、私が今から出会う1160は何人か殺しているらしい
つまり、このカウンセリングは死と隣り合わせになるという事だ
まあいい。私がやるのはただのカウンセリング
いつもと変わらず、カウンセリングをする事だ
ボクシーブーとは、オルゴール上のおもちゃで、びっくり箱のような役割をしている
私もこのおもちゃ嫌いではないですね
どうやら、このボクシーは他のおもちゃ達と違って話せないみたいですねハギーと同じですね自分でもわかるぐらい、緊張している
心臓の音がドクドクと聞こえてくるぐらいだ
うわ…いったあ…爪で引っかかれただけなのに血が…
やっぱり、怖がっているようですね…
忠告されても、もうあれなんですよ、目の前にいるんですよ
目の前にいてカウンセリングをやめるなんてなんや嫌なんですよ!!!
優しく、ボクシーの頭に手を乗せると、ボクシーはどことなく落ち着いている顔をしていた
やっぱり、怖がっていただけのようですね
見えにくいが、顔が笑っていたように感じた
た、多分、懐かれ…まし…たよね??
研究員さんの声が聞こえたと思ったら、突然ヤーナビーが飛び込んできた
今度は、ボクシーが私の肩の上に乗ってきた
え…??な…なでなでして欲しいのかな??
11:30・幹部達の会議
……かれこれ30分経つんですけど、まだ終わらないのですかね??
本当に幹部さん達のお話はよく分からない話題がいっぱい出ますね…
さすが博士…やはり幹部はすごい…
一様予定表にはカウンセラーの様子見と書いてありましたが、多分それ私のことですよね?
じゃあ、やる意味ないでしょう…?
うわ〜…本当に怪我しているじゃあありませんか…
頭部…包帯巻き巻きしていますね??
博士の元に働いてもう5年くらい経ちますけど、正直博士のねているところって見たことないんですよね…
最近クマも酷かったようですし、これはこれでちょうどいい機会ですよね?
なんだ、私の考えすぎか…
とりあえず、レイスさんにモンブランもらってきますか

感謝しかないです…泣













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!