22時。明日の料理の仕込み等諸々を終わらせたしゃるろは、屈伸した後シェフコートを脱ぎ、普段着に着替える。消灯の確認を済ませ、いつも客でいっぱいの店は、今は外の音も窓を貫通して聞こえるくらい静かである
急いで店を出て、鍵をし、うるみやの元へ車を飛ばす
ガチャッ
家に帰ると、いつものうるみやがいた。ソファに手招きされ、うるみやの隣に座る
冷蔵庫を確認し、使えそうな食材を探すとじゃがいもや人参、ほうれん草などの野菜と、ひき肉もあった。
しゃるろは手際よく調理を進める。じゃがいもを切って煮たり、ひき肉を炒めるなんてシェフの彼にとっては容易い事なので10分もかからずに終わらせ、オーブンで15分に設定し、グラタンを焼く。その間に皿を洗う。うるみやは、仕事を進めながら、しゃるろの様子を時々伺っている。
丁度洗い物を終わらせたしゃるろが、うるみやの傍に近づいた。二人の距離は1センチもない。しゃるろは、赤面した困惑状態のうるみやの額に、自分の額を合わせた
電子レンジが「ピー」と音を鳴らし、完成の合図を告げる。しゃるろは立ち上がってキッチンに向かい、グラタンを半分に割って2人分に分ける。
しゃるろはうるみやの家を後にした
サボんな(from自分)












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。