第21話

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2021/04/02 13:56
あの日から、1ヶ月ほど経った。
ナムジュン
ナムジュン
ジョングガ!テヒョンア!
今日はオフで家で映画を観ていた時、スマホを見たナムジュンがグクとテテに突然話しかけた。


グクテテ「なんですか?」
ナムジュン
ナムジュン
会社に来いとマネージャーからお呼びがかかったぞ


仕事以外の日に会社に呼ばれることはとても珍しかった。
ジョングク
ジョングク
すぐ向かいますと連絡してください
テヒョン
テヒョン
ヒョンお願いします
ナムジュン
ナムジュン
分かった。早く行ってこい
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〜車の中〜
テヒョン
テヒョン
どうして俺たち2人だけ…?
ジョングク
ジョングク
分かりません…



何か嫌な予感がする。

どうも心が落ち着かない
ジョングク
ジョングク
きっと大丈夫

少し強がってそういった。



本当は大丈夫かなんて分からないけど、、
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会社に着くとすぐに案内され、俺たちをいつも指導してくださる監督の部屋へと入った。
グクテテ「こんにちは」
監督
監督
早く来てくれてありがとう
監督
監督
実は2人に大事な話があるんだ
俺たちは、監督の前にあるソファに座り向き合う形で話を始めた。
監督
監督
単刀直入に聞く
監督
監督
お前たち、付き合ってるだろ?

俺たちは、驚きのあまり目を見開いた。

確かこのことはヒョン達にしか言ってなかったはず

なのにどうして監督が知ってるの??




嘘をついても無駄だと悟った俺は、正直に話すことにした
ジョングク
ジョングク
はい。
ジョングク
ジョングク
テヒョンイヒョンとお付き合いしています。
テヒョンは一瞬戸惑う表情を見せたが、すぐに首を縦に動かした。
監督
監督
やっぱりか…
テヒョン
テヒョン
あの、どうして…



すると、監督は封筒から机に置いてある封筒から1枚の写真を取りだした



そこには

















なんと、俺たちが手を繋いで歩いている様子が写っていた。








幸い、人が多いことに加えて後ろ姿の写真であったため、俺たちをよく知っている人にしかおそらく分からないだろう。
でも、それが俺とヒョンであることは本人である俺たちはもちろん、よくお世話になっている監督にはすぐに分かるものとなっていた。






監督
監督
サセンがお前たちの写真をTwitterに載せているとマネージャーから送られてきたんだ。
監督
監督
すぐに削除したが、何人かのarmyに見られていたらしく、今お前たちが付き合っているんじゃないかっていう話題が広まっているんだ
監督
監督
まだ後ろ姿で良かった。前からだったら、完全にアウトだ。
ジョングク
ジョングク
すみません…




監督は今までにないくらい真剣な表情で俺たちを交互に見らながゆっくり話し始めた
監督
監督
別れろとは言わない。
監督
監督
ただ、カメラの前でのお前たちの絡みを少なくして欲しい。



嘘だろ…。





カメラの前だけって言ったって俺たちは一日のほぼ半分をカメラの前で過ごしている。





それなのに、絡みを減らせと言われたら俺たちはどうなるんだ…




俺は、嫌です。と今すぐにでも言いたかった





その時、ヒョンが口を開いた






テヒョン
テヒョン
公表するのはダメなんですか…?
監督
監督
それは無理だ。よく考えろ。ここは韓国だ。お前らのペアを推してる人は良いかもしれない。だが、世間の目はそんなに優しくない。
監督
監督
いいか?今お前たちは、上り坂を走っている。
監督
監督
世界の防弾少年団になるための大切な時期なんだ。
これはお前ら2人の問題じゃ無いんだ。
監督
監督
すまない。わかってくれ



監督の必死な言葉に俺は思わず言おうとしていた言葉を呑んだ。



ヒョンがこちらを向いた




どうやら、決心がついたようだ




俺は





その視線に答えた
ジョングク
ジョングク
分かりました。俺達のことを1番に考えて下さってありがとうございます。
監督
監督
分かってくれたか。ありがとう


俺たちは、部屋を出た。






大丈夫カメラの前だけだから











今までとそんなに変わらない































そうだよね…ヒョン__






to be continued...

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