あの日から、1ヶ月ほど経った。
今日はオフで家で映画を観ていた時、スマホを見たナムジュンがグクとテテに突然話しかけた。
グクテテ「なんですか?」
仕事以外の日に会社に呼ばれることはとても珍しかった。
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〜車の中〜
何か嫌な予感がする。
どうも心が落ち着かない
少し強がってそういった。
本当は大丈夫かなんて分からないけど、、
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会社に着くとすぐに案内され、俺たちをいつも指導してくださる監督の部屋へと入った。
グクテテ「こんにちは」
俺たちは、監督の前にあるソファに座り向き合う形で話を始めた。
俺たちは、驚きのあまり目を見開いた。
確かこのことはヒョン達にしか言ってなかったはず
なのにどうして監督が知ってるの??
嘘をついても無駄だと悟った俺は、正直に話すことにした
テヒョンは一瞬戸惑う表情を見せたが、すぐに首を縦に動かした。
すると、監督は封筒から机に置いてある封筒から1枚の写真を取りだした
そこには
なんと、俺たちが手を繋いで歩いている様子が写っていた。
幸い、人が多いことに加えて後ろ姿の写真であったため、俺たちをよく知っている人にしかおそらく分からないだろう。
でも、それが俺とヒョンであることは本人である俺たちはもちろん、よくお世話になっている監督にはすぐに分かるものとなっていた。
監督は今までにないくらい真剣な表情で俺たちを交互に見らながゆっくり話し始めた
嘘だろ…。
カメラの前だけって言ったって俺たちは一日のほぼ半分をカメラの前で過ごしている。
それなのに、絡みを減らせと言われたら俺たちはどうなるんだ…
俺は、嫌です。と今すぐにでも言いたかった
その時、ヒョンが口を開いた
監督の必死な言葉に俺は思わず言おうとしていた言葉を呑んだ。
ヒョンがこちらを向いた
どうやら、決心がついたようだ
俺は
その視線に答えた
俺たちは、部屋を出た。
大丈夫カメラの前だけだから
今までとそんなに変わらない
そうだよね…ヒョン__
to be continued...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!