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第1話

ひとつ
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2026/04/07 07:00 更新





初めて君を見た日、

初めて君と目を合わせて思った。
蘇枋
 あー、すきだな、。 
夕方、赤く染まる教室でひとり。

桜くんの背中を追っている君を見て。

叶わない恋だって分かったから。
蘇枋
 にれくん 
近くなることを恐れた。

これはねにれくん、優しい嘘だよ。
 
楡井
 蘇枋さん? 
楡井
 どうかしました? 
蘇枋
 うん? 
首を傾げる君の顔を見る。

俺を見つめる目線が好きで好きでたまらなくて。

また目が合ったのが嬉しくてたまらなくて。
蘇枋
 …なにもないけど、なにかあったかい? 
あと少し近付きたい。

あとちょっと、あとちょっとだけ。
楡井
 んわ、ッあ"!!? 
楡井
 やっぱなんかあったんじゃないすか!! 
ぐいぐい、と君のもとへ近付いてしまう。

もっとおれでいっぱいになってほしい

俺の名前で頭いっぱいにしてくれたり、しないか…
蘇枋
 え〜、なんのことだい? 
この笑顔は嘘じゃないよ、にれくん。

君へ送る、君だけの笑顔さ。

楡井
 桜さんさようなら!! 
腕をぶんぶん振る君を前に、手を舞わせる。
蘇枋
 気をつけてね桜くん。 
まだ友達との1日のお別れに慣れてないあの子はずっと赤いまんま。
楡井
 ふ、桜さん…なんだか慣れてきましたよね。 
蘇枋
楡井
 オレらと関わり合う時とか 
あ、これか。

嫉妬ってホントに醜いな。
楡井
 喧嘩してる時とか…わかりません? 
蘇枋
 っ"…はは、俺には分からないかも 
楡井
 えー、そうですか? 
不器用なあの子が羨ましい。

俺からの君への対応なんてなにも勘づいてないくせにさ。





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