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第2話

第2話:好きな人がいる
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2025/05/08 07:54 更新
朝の教室。
ガヤガヤとした雰囲気の中、星華は机に突っ伏していた。眠気で目が開かない。前日のレッスンは長引き、帰宅したのは深夜を過ぎていた。
そあ
そあ
……寝てないの?
静かな声がして、顔を上げる。
すぐ隣の席の想葵が、星華の顔をじっと見つめていた。
せいか
せいか
え……あ、うん。ちょっと、ね。
想葵はそれ以上何も言わず、視線を外して教科書を開いた。
せいか
せいか
(……話しかけてくれるの、珍しいな)
星華はそう思いながらも、どこか心が温かくなっていた。
昼休み、屋上。
のの
のの
ねぇ星華、聞いて!
ののが駆け寄ってくる。水色のサイドテールが揺れる。
のの
のの
この前言ってた他校の男の子、覚えてる?三条くんって言うんだけど、また会えたの!
せいか
せいか
えっ……また?
のの
のの
うん!駅前で偶然!でね、LINE交換しちゃった!やばくない?
せいか
せいか
(……三条くん?)
星華の胸が少しだけざわついた。
それはたぶん、昨日会ったあの男の子の名前と一致したから。
せいか
せいか
名前、凪翔……って言ったっけ?
のの
のの
そうそう!覚えててくれたんだ!
ののは嬉しそうにスマホを開いて、やりとりの画面を見せてくる。
のの
のの
すっごく優しくて、しかもかっこよくて……次の日曜、遊ぶ約束したんだ〜!
せいか
せいか
……そうなんだ。よかったね
笑顔で返したつもりだった。でも、心の奥の何かが沈んでいく。
星華は、自分でも気づかないうちに、その名前をずっと考えていたのかもしれない。
せいか
せいか
(ダメだよ、ののが好きな人なんだから……)
けれどその夜、星華のスマホには、見覚えのある名前から連絡が届く。

「会いたい。少しだけ、話せない?」
三条凪翔からだった。
なぎと
なぎと

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