ソラは机の下や本棚あたりでなにかを探している
…その時私は一つの感情の本を見つけた

ソラは私からその本を取り上げた
見る方はこの先に… 見ない方はここでこの小説を閉じましょう
ソラは本を開いた

ぼくは誰にも愛されなかった
人生全てが嫌になっていた
夢の世界に行きたいとずっと…願っていた
ぼくは思う
毎日毎日…死というものが頭から離れない
…
そしていつか話しかけてくれなくなって…いつか他人になった
学校の帰り…
夜遅かった
ぼくは早く帰りたかった…違うか…もっとこの道を歩きたかった
この何もない夜の道が…ぼくの一番落ち着ける場所だ
…
家に帰っても誰もいない
両親はずっと…遊びに行っている
…
眠ろうと布団をしいていると…
玄関のドアがあいた
最初は両親が帰ってきてくれたのかと思った
…
…目が覚めたらぼくは上を向いていた
あたりにはぼくの四肢が落ちている
しかし…痛みは感じない
感じるのは幸せだけだ
ぼくは赤い水たまりのように広がるものに沈むように…
幸せな夢の中に行った















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。