第3話

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2026/05/17 04:00 更新



 BAR、と書かれた看板の扉を弔くんが開く。
黒霧くろぎり
おや 、死柄木弔 。
かえってきたんですか 、


 そうして霧のような人は私を見た。

 目が合ったら黒霧さんは怪訝そうな表情になる。
黒霧くろぎり
……死柄木弔 、誘拐ですか ?
死柄木弔しがらぎとむら
違ェよ 、勧誘 、ってやつ 。
死柄木弔しがらぎとむら
ほら 、挨拶しろ ……って
俺もお前の名前聞いてなかったわ
あなた
…… あ 。ゴメンなさい 、


 私はぺこりと一礼をする。 

 目線は弔くんと霧の人の方へ。


 にこっ、と気味の悪いほどの効果音がつく笑い。

 ──静かに、うるさすぎず、あかるすぎず。



あなた
桜葉さくらばあなたの下の名前です 、
よろしくお願いします 、!
黒霧くろぎり
…… あなたの下の名前さん 、ですか 。
私は黒霧と申します 。


 特に笑顔については何も言われない。
  
 ──此処なら、生きてていいと言ってくれる。


 それなら、それだけで、十分だから。

 

 そう思っていると扉が開いた。

 セーラー服にお団子の可愛い少女、

 ツギハギの黒髪イケメン。
???
弔くん 、戻りました──って 、
カァイイ子がいるのです !!
???
うるさいイカれ女 。
で ?リーダーもついに誘拐か、笑笑
死柄木弔しがらぎとむら
誘拐じゃねぇ !!!
勧誘だっての !!!
死柄木弔しがらぎとむら
“ トガ ”と“ 荼毘 ”は一回黙れ !


 トガ、荼毘。そう呼ばれたふたりは静かにする。

 弔くんって、もしかして偉い人?

 
 ……というか敵連合ってこんな感じなんだ。

 私はもっと重い感じと思ってたのに。


???
……弔くん 、
自己紹介くらいはさせてください 。
死柄木弔しがらぎとむら
はいはい 、すればいいだろ


 そういうとお団子少女がぱっと顔を明るくする。

 距離が近くなる。


 そして、その子( トガ )は微笑んだ。
トガヒミコ
私 、トガです !トガヒミコ !!
貴方カァイイねぇ 、チウチウさせて!!
ところで名前何なんですか?
あなた
チウチウ …… ?
あなた
……私は 、桜葉あなたの下の名前 。
よろしくね 、ヒミコちゃん 、!
トガヒミコ
トガヒミコ
はいっ!


 そんな会話をしていると弔くんに離される。

 弔くんが五指で触れないように肘で離した。


死柄木弔しがらぎとむら
ふたりの世界に入るな 。
それで 、こっちのツギハギが荼毘 。
本名不明 。
荼毘だび
へェ …… 
あなたの下の名前 、か 。よろしくな、



 ……ん? ちょっとまって?

 なんとなく直感でわかる。


 この荼毘って人微笑んでるんじゃない。

 見下してるんじゃない!?(汗)



 けれど表情は崩さない。

 深呼吸、深呼吸。
あなた
うん 、よろしくね 。
トガヒミコ
あなたの下の名前ちゃん 、ほかの人達も
居るのでまたいたら紹介しますねっ!
あなた
ヒミコちゃん 、ありがと …… !



 
荼毘だび
リーダーそんな拗ねるなよ
死柄木弔しがらぎとむら
拗ねてねぇ話偽造するな
荼毘だび
ハッ、少なくともあいつらは
女子会とかしたいんだろ、気にすんなよ
死柄木弔しがらぎとむら
だから気にしてねぇっていってんだろ 。壊すぞ
荼毘だび
おー怖い怖い、笑笑
死柄木弔しがらぎとむら
笑い事じゃねぇ!
黒霧くろぎり
ふたりとも落ち着いてください

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