_りぬ王子_
カチャカチャ カチャカチャ、、、
ガタッ
どうしてころ君はこいつらと親しげにするのだろうか、と今までは考えても分からなかった
でも、あいつは俺と同じ目を持って、似た姿だった
それなのにあんなに嬉しそうで楽しそうで辛い事など無かったかのように笑っている
その感情を持てていられるのはきっとあのオレンジ髪のジェルのお陰だろうと徐々に納得していった
今まで自分が体験してきた事を踏まえて俺に似た莉犬が話した事は深く俺の胸に突き刺さった
あそこまで沢山のヤツらに虐げられてきたのに信じられるヤツがいるなんて有り得ない
でも、こんな言葉も表情も聞いて見てしまったら信じられる他ないだろう
なにかの罰なのか生まれてしまったこの目を通して世界を見る
俺と同じ目を持つ莉犬と目を掛け合わせて
そこまで酷いことをされた奴だからこそ信頼出来る仲間、ジェル
カチャカチャ カチャカチャ、、、
食事はひたすら続いていて食器と金属の合わさる音が響いた
_てると_
とことん不思議だ
ジェル様は自分のお付きの者も騎士とも同じ食事の場に呼んで一緒にお食事をするのが、、、
それにあの呪いの本についても
"彼"には謎が多すぎる
そして他の5人の彼らも僕らと同じく転生したんだろう
何故僕らはまた生きていられているのか
、と毎回こんな感じで騒がしい
どうしたらあんなに大きな声を出せるのか分からない
そう色んな考えをしていたらいつの間にかジェル様の部屋の前に着いていた。
そしてきちんとノックしてから開けてしまった
その声を聞く前にもう開けてしまっていた。
そして俺は目の前の光景に驚き今までに聞いたことが無いぐらいの大声、叫び声をだした
どれくらい屋敷中に響いたのか、、、と思ったが流石お高い屋敷なだけあって防音だったのだろう
誰も来ない、いや来ちゃダメだろ!!
だってこの部屋は、、、、、
女の子の部屋なんだから!!!
俺は目を隠しながらドアの外へと飛び出そうとした、が
そこからがもっと問題になっちゃった
バタン
寄りによってばぁうくんに見られるなんてジェル様はきっと大変だ
それ以前に女性だったなんて、、、全然分からなかった
ヤバい、思い出したら



























編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。