配属先が楓子と一緒になったものの、
仕事の役割が違うため結局バラバラになってしまった。
異国人として働かされており、
仕事仲間や妃はジェスチャーで仕事を教えてくれた。
新人であるが、妃に仕える侍女が
あまりにも少なかったため、下位侍女ではあるが
主の傍に仕える事が出来た。
出身国と年齢を書かされたため、日本人とバレてはいるが何かあると命の危険があるため
無口な人という設定にしている。
小優美と楓子が配属された場所は四妃、つまり帝の
寵愛を圧倒的に受けている妃の一人の侍女になった。
そしてこれは何の因果か、世界三大美女の一人楊貴妃に配属された。確かに、楊貴妃の見た目は美しく
三大美女と言われても納得がいく。
そして、結構お喋りで甘えたがり。

「サユミ」
楊貴妃に声を掛けられ、手を前に組む。
少し背を低くし身分の差をはっきりさせる。
楊貴妃がジェスチャーで手を出せと言ったので
手を出す。昔の時代、高貴な人物、通じない言語、
手を出せの指示、常識も知らないので、
何をされるか分からず手が震える。
ガタガタ震える手に、少し重いものが乗った。
後宮に入る前に奪われたスマホが戻ってきた。
驚きを隠せず、楊貴妃の顔をちらっと見ると
穏やかな表情をしていた。
急いで翻訳機を起動する。
急な唐代語で彼らは一瞬驚いたが、
すぐに穏やかな表情に戻り理由を説明してくれた。
危険物を持っていないかを確認するために
所持品を回収したが、スマホの使い方が分からず、
危険物の判断が出来なかったため
持ち主に返したらしい。使い方を教え、
危険物で無ければそのまま
所持していいという事だった。
「此為何物?以此,便可通言語乎?」
「妙哉!如此,方可與君通語矣」
どうやら懐かれたらしい
「可否安然?」
「…?」
何言ってるか全く分かんないんですけど!
スマホ返してよ…












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。