身体が浮いてる
私…超能力者になったのかな?
あれ、なんか向こうに人が集まってる
行ってみよう
えっ
嘘でしょ…
壁とトラックに挟まれて
頭から血を流している
自分の姿があった
「なんだよこいつうぜぇなぁ」
声の方を見たら男の人が立っていた
「仕事の邪魔だっつーの」
私…そんなふうに思われてたんだ…
迷惑かけちゃったな…
??「いーや、お前は迷惑かけてない」
え?誰?
美形だな…
コスプレイヤーかな。
羽あるし。
え、聞こえてるの?
あれ、トラックの中に日本酒がある
しかもフタがあいてる。
これを見て思うこと…
私死んじゃったんだな。
生きたかったな〜
はぁ…
これからどうしよっかな〜
幽霊になったとしても
学校に行くだけ行ってみようかな〜
あー…死神か…
「は?俺死んでんじゃん」
「そうだ、天界に行けば…」
死神「はーい、じっとしてろー」
「え?は?」
ザクッ
「うあああああああああああ」
死神「刈り取りかんりょー。あとは…あっ
んー…いっか。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。