ジリリリリ
あ、朝だ…
もう8時になっちゃってる
布団から起きあがろうとすると、頭がぐらぐらする
一旦立ち止まって、布団に潜り込んでも
この気持ち悪さも、吐き気も
何もかも止まらない
軽く嗚咽音を出しながら、何とか洗面台に向かう
毎日毎日、鏡を見ても
何年も変わらぬしらけた顔
…ある意味これでも良かったのかな
可愛くなったら、もしかしたら____
そんなことを思うけど
意味なんかないことは自分が一番知ってる
だって、知ってるんだから
私の、大好きで、ずっとずっと好きな人が
私じゃなくて、もっと違う
可愛い子を隣を置いてること
いわゆる嫉妬、という奴だろう
ぐちょぐちょして、気持ち悪い
でも、それがあの2人が笑っている所では
もっともっと大きくなる
ああやって、手を繋いで
幸せそうに笑って
幸せのつぼみを結ばせている姿を見た時に
心のぐちょぐちょが、体の自由を奪って
現れてきそうになるのが
あまりにも愚かしい
笑って笑って笑って笑って…
ずっと笑ってばっかりで
顔が痛いって思ってたはずなのに
いつの間にか痛くなくなってる
…もう、このまま笑顔の顔で凍りつくのかな
化石みたいに固まって
こんな、しらけた顔で、笑顔だけ
空っぽな自分にぴったりだと自嘲する
いつだってそうだ
私はあの人の隣にいれない
もう、むりなんだから、諦めなきゃ
昔から、分かってる
分かって分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる分かってる…
あきらめ、な、きゃ…だって……
あなたの隣に私はいられないんだから…
キュウッ
ぐるぐるになった頭を覚まさせる方法
喉をきゅうとしめて、意識をくらくらさせる
おかしいのなんて分かってる
こんなことするから、あの人にも見向きされない
誰もいない所で、こんな風に首を絞めて
生きてることを確認して
本当に、いつから狂い始めたんだろう
こんな、醜い私の人生は____












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。