花園舞芽炉の術式は 記憶操作 。
対象者の嫌な過去とかを引き出して精神から、
内側から壊していく。
それゆえに私の術式 空間操作 とは相性が悪い。
体術が出来ない花園舞芽炉は
私が 術式を使えなくする ともはやただのパンピー同然だ
今もなお術式を使おうとがんばってるのは
ただただ諦めが悪いだけだろう。
少し、いやだいぶ油断していた。
だからか少しの隙を見て花園はニヤリと笑って
私は蓮見家の一人っ子として生まれた。
蓮見家は少し前まで
御三家に並ぶほどの勢力を持っていて
呪術界で知らない人は居なかった。
でも二代前から急に " 見えなく " なってしまった。
呪力がなくなってしまった。
両親も2人とも見えなかった。
そのせいで勢力を落とした蓮見家は
権力を無くしてしまった。
少し前までは呪術界でも知らない人が
多くなってきてしまった。
見えない2人の親から生まれた 私。
そんな私が蓮見家にとって貴重な人間で。
私に呪力があると、見えると分かってからは
血の滲むような鍛錬に励む毎日。
生まれた瞬間から
きっと私に人権なんてものは無かった。
" 私 " という人間を 使って 権力を取り戻す気なのだろう
毎日訓練に明け暮れた。
遊べた日なんて1日も無かった。
術式がわかってからはさらにハードになって。
毎日毎日何箇所にもアザを作って。
1日も休めなかった。休ませてもらえなかった。
" 蓮見家の最高傑作 "
何回言われただろう。
何度聞かされただろう。
こんな境遇を辿るくらいなら術式なんて、呪力なんて
いらなかった。
最高傑作になんてなりたくなかった。
辛かった。こんな生活やめたかった。
そう言って楽になりたかった。
自分の好きなことをやりたかった。
興味のあることだって沢山あった。
呪力のない人間を。
パンピーを見ると腹が立つ。
こっちの世界を何も知らないで
のうのうと生きてて。
羨ましかったんだと思う。
一度だけ両親にそんなことを言ったことがあった。
そしたら2人は慌てて
そう言った。
心底呆れた。
反吐が出る。
私と言う権力の元を手放したくないだけでしょ?
もうウンザリなんだよ。
これだから非術師は嫌いなんだ。
金とか、権力とか
そんなことしか考えない。
自分が1番。
もう、こんな人生、ウンザリなんだ
呪いなんてものがなければ私は __________ 。
そうか、今のはあいつの術式の中に居たのか。
あいつの術式の仕業だったのか。
だから
もう終わりにしよう。
___________ 花園舞芽炉
なんか内容と題名が合わない…ってことで
題名変えさせていただきました!












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!