僕には夢ができた
“アイドル”になるには歌、ダンスが必要。
僕はあなたとハンリム高校へ通った。
ついに、僕はデビュー出来るようになった。
この言葉を口にするかどうかずっと迷ってきた。
この言葉を言ってしまったら
もう今までの僕たちには戻れない、絶対。
でも…あなたには応援して欲しい
そんな思いがあったのもほんとだ。
この時…「諦めろ」って言われると思った。
ずっと一緒に居たあなたに拒否されたくなくて
突き放されるのが怖くて
気づいたら反論してた。
びっくりした。
あなたは気を使ってるんじゃないか
そんなことを思ったりもした。
でも、応援すると言ってくれたあなたに
感謝しか無かった。
僕は大丈夫。
あなたが居てくれるなら、それで。
その時はそれくらいしか思っていなかった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。