〖 組織壊滅後 story 〗
- あなた side -
日本警察やFBIに情報提供を一通り終わらせ 、日常の
落ち着きが取り戻された週の休日 。
私は 、キール ___ 瑛海と杯戸町の噴水広場で
待ち合わせをしていた 。
今までなら私達が会う時は 、仕事用の黒服を
着ていたが今は違う 。
お互い好きな服を着て 、" 遊び "に出かける事が
出来るのだ 。
もう彼女と組織の話をする必要も無い 。
世間の女性達と同じような会話を
思う存分 、楽しむだけで良い 。
余計な話題など話さなくて良いんだ 。
私達は無事お目当ての品物を購入した後 、デパートを
散策したり 、近くのカフェで雑談に花を咲かせたり
有意義な時間を過ごしていた 。
ただ 、以前より世間一般の話が出来るようになったと
しても私達は元組織の人間 。
そんな簡単に今まで固く繋がれていた組織の鎖からは
抜け出せないみたい 。
瑛海はガトーショコラを食べながら私に質問をする 。
カフェオレを飲んでいた私は 、彼女の一言で危うく
噎せそうになった 。
衝撃の事実を知り 、開いた口が塞がらなかった 。
一度は彼女に裏切られた 、と絶望を味わった日も
あったけど 、今は組織が壊滅した後でもこうして
親しくしている 。
今日お出かけをしようと誘ってくれたのは彼女から 。
どうして彼女は 、世界中の敵として生きていた私と
交流を持ち続けてくれているのか 。
そんな疑問を本人に聞く勇気は無いけれど 、
私が組織に所属していた時 、瑛海や零に抱いていた
" 大好きな仲間 " という思いを彼女も持っていて
くれていたのなら 、
いつかその答えは導き出されるはず _______
ターコイズブルー色をした綺麗な彼女の瞳に 、私が
映る 。
彼女は柔らかな笑みを浮かべ 、優雅にコーヒーを
口にした 。
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
ここで補足の裏話 …🤫🗣
物語の最後でソルティが感じた一つの疑問 。
『 なぜ瑛海は自分と交流を持ち続けてくれるのか 』
それは瑛海にとってソルティは 、壊滅させたい組織の
一員だったとしても 、ずっと行動を共にして 、
組織のお話以外も気兼ねなく出来てしまう 、心許せる
「 大切で大好きな存在 」だからです 。
さすがに" 仲間 " と思うことは出来なかったけれど
ソルティの考え方や人柄は 、敵味方関係なく
尊敬出来る部分であっただろうし 、歳も組織所属歴も
先輩だったソルティに沢山助けて貰った瑛海 。
関わりが増える度に 、どんどんソルティの存在が
彼女の中で大きくなっていきました 。
だから 、瑛海は絶対に彼女を救けたかったし 、
組織が壊滅した後も仲良くいたかった 。
今度はただの " 友達 "として交流を持ちたかった __
という感じです !! 🥲🥲














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!