- 桃月 風音 side -
あの日 , 俺達が出会った日 .
なぜか気が合って , その日からずっと一緒にいた .
小さい頃から , 「 才能のある子 」と言われてきた .
勉強はまぁまぁできたし , 運動もできた .
ゲームだってできたし , 音楽もできた .
でも , 別にそんなもの俺にはいらなかった .
ただ自由に生きたかった .
好きな友達と , ずっと一緒にいたい .
でも , 俺は何もできない .
才能なんて本当は何もない .
器用貧乏なんてそんなものでもない .
俺は , 何もできない .
しゅうとが死にかけてた時 , 俺は何もできなかった .
怖かった .
自分についている大量の血と , 見覚えのない景色 .
パニクって , 何もできなかった .
それがずっと嫌だったんだ .
何もできないって , 周りが色々な事を成功させていくのを見る度 ,
何かがプツンっと切れていった .
ずっと怖くて , でも自分が恨めしくて .
友達と話す度 , 自分を責めるようになって .
自分の事が嫌になりすぎて , 本当に大変だった .
こんなに自分の事を責めるのは良くないとわかってはいた .
でも責めるしかない , こんなのなんて .
毎晩毎晩 , 責任から逃げて , 結局また苦しくなる .
他の3人にはできて , 俺にはできないこと .
そんなのだってたくさんある .
でも俺はやっぱり ,
周りとは違う .
邪魔者なんだ .
__ 早く , 消えてしまいたい .
四ヶ月ぶりの投稿失礼します …
内容絶対覚えてないと思うので良ければ見返してきてください …((











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。