私夢野玲良は、今から転校先の学校へ行くところ。
職員室にあるホワイトボードに名前を書かないと入れないらしい。
私は[夢野玲良]という自分の名前を、真っ白なホワイトボードに書いた。
後ろから「どこなんだもん」と、聞き慣れない口調の人の声が聞こえる。
そんなことはどーでもいいから、職員室に入ることにした(((
近くにいた先生にクラスを教えてもらい、職員室から出て教室に行こうとした。
どうやら、2年2組らしい。
……すると、なんか迷ってる?っぽい人がいた。
さっきと同じ口調の人だった。
髪が白い、男の人。
私は話しかけるか迷ったけど、なんとなく、話しかけてみることにした。
そっか、この人も転校生なんだ。
私が軽くお辞儀をすると、男の人は職員室に入っていった。
ホワイトボードに名前を書いている。
そういえば、名前、聞き忘れてたな。
なぜか、少し気になっていたので、ホワイトボードを見てみることにした。
へー、[白雪 みぞれ]さんっていうんだ。
なんか、珍しい名前だなぁ……
あ、教室行かないと。
面倒くさいけど……まあ、行くしかないよね。
ん、寒いなあ……
まだ4月だから?
でも、もう4月だし、私そんなに寒がりじゃないのに……
たくさん人がいる……
誰かと仲良くならないと、いじめられるとかあるかな?
可能性は結構低いけど、普通に友達作りたいし。
あそこの……アクアマリン?みたいな髪の女の子とか、話しかけてみたいかも。
うーん、友達はどうせ作れると思うし、大丈夫か!
え、雨?さっきまで晴れてたのに……
なんでだろ?
俺は、雨……というか水に恵まれているらしい。
俺の気分がいいとたまに雨がふるって、母さんが言ってた。
さっきまで晴れてたから、俺が雨を降らせたんだと思う。
なんでだろう?
──なるほど、そういうことか。
ラテがいつもよりかわいかったから。
ラテの気分が良くて、なんか笑顔だったからだと思う。
あー、ラテどこにいるんだろう?
教室でめめさんと話してたりすんのかな?
……行くかぁ。
思わずため息をついた。
ラテがいない……
最悪!\(^o^)/
雨止んだし……
めめさんは紗菜ちゃんと話している。
ラテ、どこにいるんだよっ!














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!