In school LHR
ガラガラピシャン
テクテク コンコンコン ガラガラ
目の前には持つだけで前が見えなくなりそうなほどの量のプリント
…とは言ったものの、見えない…階段きついかも…
(1年4階、職員室2階、2年3階)
ん〜…誰もいないんだろうけど、ぶつからないかな
テク……テク
結構重いかも…大変だな…腕も痺れてきそう
少しずつ階段を登って行ったその時…
後遺症のせいなのか、ふらついてしまい、バランスが崩れて落ちかける
無駄な祈りを無意識にしてしまう
声をかけられながら支えてもらった
そのおかげで落ちずにすんだ
目の前には…
無意識に心の中で呼んだ蓮がいた
息を切らして、右手で手すりを掴んで、左腕で支えてくれている
一瞬のことすぎて頭が追いつかない
いや何が起こったかは理解できる、できている…
なぜ思考が止まっているのか…
彼の顔が近いからだろうか…
どうしても不意を突かれると顔が火照る///
そう言って床に置いてくれたと同時に
顔を更に近づけてきて額を合わせてくる
不安そうに顔を見つめてくる
嘘…10分もかかってたなんて…
差し出された手をとって立ち上がる
そんなこと言いつつ3:7で多く持ってくれてる
なんか拗ねてる…可愛いな…















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!