第2話

1話 よろず屋「黒」
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2024/04/03 13:31
ここは、とある町の一角にあるよろず屋
そして俺はそんなよろず屋の店長だ
ヴァイル
ヴァイル
ふぃ〜…今日も平和だなぁ…
俺はヴァイル、ここ、よろず屋「黒」を営んでいる元殺し屋だ
ソミラ
ソミラ
ちょっとヴァイルさん!早く掃除を手伝ってくださいよ!
こいつはソミラ、俺の相棒兼副店長兼雑用だ
俺達は殺し屋を辞退して今、よろず屋を営んでいる
…え?なんでよろず屋かって?
決まってんだろ、俺達に外の常識がないからよろず屋しかできないんだよ
小学生
小学生
あ!ヴァイルだ!
小学生
小学生
ヴァイル〜、このゴム鉄砲であの缶を当ててみてよ!
小学生
小学生
私が置いてくるからね!
ヴァイル
ヴァイル
お、かかってこい!
そして俺は女の子が置いた缶の方を見る
…ざっと距離は数メートル
そしてこの距離ならゴム鉄砲でも真っ直ぐ飛んで当たる
風は…無し
ヴァイル
ヴァイル
…ここだ
俺はそう言って引き金を引いた
そして俺は缶にゴムを当て、倒した
ヴァイル
ヴァイル
…ふう
小学生
小学生
す…すげぇぇぇぇ!
小学生
小学生
なんで当てれるの!?
小学生
小学生
すごーい!さすがヴァイル!
ソミラ
ソミラ
あの…ヴァイルさん?そろそろ仕事に…
小学生
小学生
次はゲームで勝負しようぜ!
小学生
小学生
マ○オカートしよ!
小学生
小学生
いやいや!大○闘でしょ!
ヴァイル
ヴァイル
よし、なんでもこい!
ソミラ
ソミラ
…はあ…なんで毎回俺が仕事を…
おっちゃん
おっちゃん
おや、今はヴァイル君は仕事中かい?
ソミラ
ソミラ
らあははは…そうっすね
おっちゃん
おっちゃん
ならソミラ君だけでも手伝ってくれるかい?妻が腰を痛めてしまってね…
ソミラ
ソミラ
わかったっす!
…俺達は、こんな日常を過ごしている
料金はほとんど取らない
なぜなら俺達には殺し屋の時にいらないほど稼いだ金がある
…これが、一生続けばいいんだがな…
俺は澄んだ青空を見上げながらそう思った

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