第3話

2話 和菓子屋屋のお仕事
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2024/04/20 13:38
おっちゃん
おっちゃん
さて…頼めるかい?
ヴァイル
ヴァイル
大丈夫っすよ、俺、これでも力はあるんで
おっちゃん
おっちゃん
なら助かるよ、ソミラ君は制作の手伝いを頼めるかい?
ソミラ
ソミラ
了解っす
ヴァイル
ヴァイル
んじゃ、俺は先に運んできますね
俺はそう言って砂糖が大量に入った袋を運び始めた
今回は駄菓子屋での仕事だ
俺は材料運び、ソミラは和菓子制作の手伝いだ
料金は一日200円だ
ヴァイル
ヴァイル
後は…黒糖、小豆、栗か
そして俺は一つ一つ運び始めた
ヴァイル
ヴァイル
…さて、これで全部か
俺はそう言っておっちゃんのところへ行った
ヴァイル
ヴァイル
おっちゃん、全部運んだっすよ
おっちゃん
おっちゃん
ありがとうね、なら、少しお茶でも飲むかい?
ソミラ
ソミラ
いいんすか?
おっちゃん
おっちゃん
大丈夫だよ、こっちへいらっしゃい
そう言うおっちゃんに手招きされ、俺達は奥へ進んだ
熱いお茶と、饅頭
この二つのセットは最高だと思うのは俺だけか?
…まあいいか
ヴァイル
ヴァイル
…そういや、おっちゃんに少し聞きたいことがあるんだ
おっちゃん
おっちゃん
なんだい?なんでも言ってくれ
ヴァイル
ヴァイル
こんな子を見たことってあるか?
俺はそう言って一枚の写真を取り出した
これは、殺し屋をやってた時のターゲットと一緒に映っていた少女の写真だ
俺がなぜそれを持って、その少女を探しているのか
それはいずれ知れるだろう
おっちゃん
おっちゃん
う〜ん…申し訳ないけど、私はその子は知らないね
ヴァイル
ヴァイル
そうなんすね、質問に答えてくれてありがとうございます
おっちゃん
おっちゃん
いやいや、私は何も手伝えてないのに感謝されても困るだけだよ
おっちゃん
おっちゃん
…にしても…こんな小さい子を探しているなんて、ヴァイル君は世間がよく言う「ヨビコン」ってやつなのかい?
ソミラ
ソミラ
多分それロリコンっすよ…
ヴァイル
ヴァイル
てか、俺はそんなやつを恋愛対象にしねぇよ…

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