第13話

笑顔の君は?
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2023/11/06 08:03 更新
俺は思った。今更だが、なんで紫音とそんなに話しがっているんだろう?
蒼斗
そんなに声聞かないし、なんなら誰かと一緒にいるのも見ないような…
可哀想だから、ではない。第一、人に勝手に「可哀想」と思われるのが最悪なこともわかってる。
俺はふと思った。
蒼斗
笑ってるところ、見たこと無いな
紫音の笑顔。紫音の表情に見覚えを感じて以来、紫音の顔をよく見るようになった。その時は本に夢中になって熱心な顔や寂しそうな顔を見た。でも、笑顔は一度も見たことがない。
蒼斗
…つまんない
俺はポツリと呟いた。
蒼斗
面白くない!
笑顔じゃないとか、つまんないじゃないか。笑顔にしてくれる人が居ないのか?なら、簡単だ。
蒼斗
俺が、紫音のこと笑わせてやる
俺が魂心の話術(?)で紫音がひっくり返るくらい笑わせてやる。俺が楽しませてみせる!新しい目標を掲げ、明日の作戦を考えることにした。

「面白くないから」という理由も間違ってはないだろう。
でも、それ以上に。俺は紫音の笑顔が見たかったのかもしれない。

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