こさめside
あんならん先輩…初めて見た。
ソファーで眠る先輩の手を握りながらじっと見つめる。
沢山泣いたせいか少し目元が赤くなっていた。
みこちゃんが暖かいココアを持ってきてくれた。
ソファーの近くに座りらん先輩に毛布をかけ直した。
そばにいて色んならん先輩を見てきた。
可愛いとこもかっこいいとこも、いつも何かを秘めてるようなその笑顔も割と近くで見てきたと思ってたのに。
不甲斐なさと切なさでモヤモヤしていた。
こさめの隣に座りにっこりと笑った。
ふわふわしたいつもの笑顔より安心する感じ。
こんなこさめでも…先輩のこと支えられるのかな。
クイッ(手)
握ってたらんくんの手を引かれ抱きしめられた。
もしかして聞かれてた、、?⸝⸝
大好きだけど、それ以前に大切だから。
好きな人には飛びっきりの笑顔でいて欲しい。
みこちゃんの言葉を聞いて安堵の表情を浮かべた。
不服そうに笑うらん先輩の頭を軽く撫でてみこちゃんがリビングを出た。
見張るって何したらいいんだろ、笑
本音を言えば、ただこさめが繋ぎたかっただけ。
離れていきそうで消えちゃいそうだったから。
手を離そうとすると指を絡めて更にぎゅっと握った。
トサッ(ソファーに押し倒す)
きょとんとするらん先輩。
押し倒されてるのに顔色ひとつ変えない。
意識されて無さすぎでしょ、笑
無言で俯いたまま身体を起こして座った。
…怒らせちゃったかも、、。
赤くなった顔を手で隠しながら言った。
何その反応…可愛すぎでしょ、、⸝⸝
カッコ悪すぎるって…笑
今日中に終わんのかな、、いや終わらすしかない。
あの先生めっちゃ怖いしっ!!
少しは意識してよね、先輩。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!