拓実視点
あなたと喧嘩した日から一回も喋っとらんし、仲直りもしてない…
気晴らしに出かけてみたものの…最悪なものを見てしまった
気のせいかと思って目を擦っても消えない目の前の光景
俺が見たのは…大好きな彼女と
喧嘩の発端になった男、”木全翔也”
そんなこと他の男に言っちゃうの?
あなた は俺の彼女だよね?
俺の頭には怒りよりも不安が募るばかり
こんな心の狭い男なんてあなたは嫌いだよな…笑
急に名前呼ばれてびっくりした
この一週間の間、ずっと呼ばれたいって思ってた
呼ばれたかったのに
俺の感情とは逆に俺の体は走り出した
きっと俺の中で”あなたに嫌われてる”そう思ってたからかな
後ろから大好きな声がしたけど…俺の体は止まらなかった
あなた、こんな俺を許してくれ
俺は無我夢中で走った
あなたの頬が濡れているとわかっていても
短いけど切りやす
よくわかんなくてすみません















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!