第60話

凶鬼
122
2024/05/28 02:09
 














































Latte
Latte
…お前は…?
ん? 俺?
凶鬼
そうだなぁ……凶鬼。
凶鬼
大凶の凶に、鬼で凶鬼だよ。
Latte
Latte
凶鬼………





……本当に何者……?




凶鬼
あーあ、でも俺が狙ってた獲物殺られちまったし……俺が殺りたかったのによ…
凶鬼
だから、さ。当然……


























凶鬼
責任とってくれるよな ッ !?
Latte
Latte
!?





早い。




気を抜いたら……殺られる……!








飛んできた蹴りを躱して、ナイフを振るう。




それはやっぱり空を切った。




Latte
Latte
( 不味い、まずは人目につかない所に…! )





近くにある、少し木々が茂っている場所へ駆け出す。




当然、凶鬼もついてくる。




これで諦めてくれたら楽だったんだけど…流石にないか…!




























人があまり来ない場所の空気は澄んでいる。




より一層、緊張感が漂う。




凶鬼
良いな、お前……すぐに殺るのは楽しくないよな……
凶鬼
これ、避けられるよな…!?
Latte
Latte
ッッ !?

 





ほとんど勘で右に跳ぶ。




左頬を何かが掠り、微量の血が地に落ちる。




乾いた音がした。









目の前の凶鬼の手には………銃。









凶鬼
これ避けられるのか…!
凶鬼
ふふふ、楽しくなってきたな?





心底楽しそうに、笑う、笑う。




あまりにも…狂っている……。




ウパさんとはきっと、正反対だ。




Latte
Latte
生憎こっちが殺られる訳にはいかねぇんだよ…!





駆ける。




木々の間を縫って、吸い寄ってくる弾を躱しながら。




よし……この範囲まで来れば……!









Latte
Latte
 炎上 !





対象は……凶鬼の銃。




1期に炎を吹き出したソレを、ぱっと手放した。









よし、これで武器はこちらだ___ッ!?




凶鬼
ほらほらほら、まさか1つしかないとでも?
Latte
Latte
流石に一筋縄ではいかない…か!







































































……本当に強い。




まるで銃を操るように、的確に、当たると致命的な箇所に弾が飛んでくる。




すばしっこいし、かなり厳しい、か…?




太陽は既に登りきって、鳥達が空を飛んでいる。




流石に遅いとめめ村の人が思い出すだろうな……




凶鬼
んー、流石に飽きてきたな…
凶鬼
んじゃ、そろそろ終わらせるかぁ





にた、と笑う。




警戒レベルがぐんと上がる。










凶鬼
狂器きょうきよ、あの者の命を撃ち抜け
Latte
Latte
は、……
Latte
Latte
!?




何かが風を切る音がして、上空を見ると。





鈍色に輝く無数の弾が、此方に降り注いでいた……!?




Latte
Latte
マジかよっ









直ぐに木の下に隠れる…が。




どうなってるのか、ぐんと進路を変え弾が追跡してきた。





これは、かなり不味い…??




凶鬼
ハハハハハ♪
凶鬼
何処までもつかなぁ…?
Latte
Latte
くっ、





弾が木漏れ日に晒され光るお陰で、避けられてはいる……が。




こっちの体力が無くなったら終わる。




ジリ貧……!










………ここは森だからあまり使いたくなかった、けれど。




…能力。




Latte
Latte
灼熱の太陽よ、我の糧となりその身を化かせ
Latte
Latte
木漏れ火よ宙に漂え





穏やかな輝きを放っていた陽は、宙に浮く火となり。




ぼうっと、弾を燃やし……灰と成させる。




…炎で木々を燃やさない様に、調節しないと……!




凶鬼
な ッ !?





漂う火はそのまま仲間を増やし、陽下にいた狂鬼の服がジリッと燃える。




よし……このまま、なんとか…、!






?¿
お前……



































?¿
お前ぇぇぇぇぇぇぇ!!!


Latte
Latte
!!




俯いて何かを呟いたと思うと、叫びだした凶鬼。




木々の影に移動したから、火はもうついていない。




木漏れ火も効果時間切れで消えてゆく。









………なんだ?









此方を燃えたぎるような怒りを露わにして睨んでくる。



















凶鬼の様子が、可笑しい……?























































叶音かなと
ちなみにテスト勉強期間です♡()
叶音かなと
ハートは気にしないで定期♡
叶音かなと
前前々回、前々回、前回のことで気づいた人いました?♡
叶音かなと
チャプタイとか……♡
叶音かなと
ちょっと予定が変わったのであれですが、物語が進んでいきます♡
叶音かなと
謎の組織との戦いももちろん、メンバーの過去に関係するのがあるかもしれません…!♡
叶音かなと
結構個人的にも楽しみです♡

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