ガチャ…ガチャ
?!?!
玄関の鍵が空いた?…
業が帰ってきたのかな?…
にしては早いような…
ガチャ…
!!
あ?ガキだけか。
…おい、お前
なッ…何…(ビクッ)
コイツに見覚えはあるか
そういって謎の男が手に出しのは
この人…
知ってんのか?
(知ってるも何も、私)
何でこの人探してるの?
あ?俺らのボスだよ。居なくなったから探してんだ。
本当は赤羽業に聞きたかったが、こんなガキしかいねぇとは
それになんで私の姿驚かないの?
あ?うぉッ…角生えてる。今初めてお前の姿見た
って言っても、俺にも羽が生えてるからな。前世も生えてたぜ
前世?…
お前もその姿ってことは
生まれ変わったんだろ?
!!…((コクッ
やっぱな
俺は前世は、まぁ…反社だ。反社
今は、ちゃんと働いてる
ただ、どうしてもボスに会いたくてな組織を立てて今は4人で探してる
俺は、前の3年E組の奴らに知ってるかの聞き込みをしてる
死んでるかすらもわかんねぇボスを探してる俺らは馬鹿だよな…笑
大好きなんだぜ。俺は
ボスの前では紳士な奴を演じて、どうにか好かれようとする
俺って本当に大馬鹿だよ…
馬鹿じゃない…
あ?
かっこいいよ…セキセイは…
ボスを会いたくて、どこにいるかも分からないのに……
諦めないなんて…凄いよ
……はは…同情か?笑
やめてくれ。気味が悪い
……って…何で俺のコードネーム知ってんだ?…まさか情報が外に漏れて!!
当てずっぽう(やべ)
…なんだ…当てずっぽうかよ…
プルルルルッッ))
電話だ。悪い少し出る
うん
ガチャ))
「赤羽業は居たか?」
まだ
部屋にはガキ1人
「あ?ガキ?赤羽業って子供居たんか?」
さぁ?
「変われ。あっ…」
「おい、セキセイ。早く帰ってこい」
「新しい情報が入った」
本当か?!
「本当だ早く帰ってこい。分かったな」
おう
ブチッ…))
悪いな。そろそろ戻る
今さっきの人…関西弁…
アイツも前世があって、口調が関西弁なんだ。関西出身でな
今もそれが離れないとか
じゃ、また来るぜ
またね。羽琥
あぁ、またな
バタンッ…
……(私を探してんのか…)
(最後に名前言ったのバレなかった)
(危なかったァ)
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!