わたしには、家族なんて居なかった
死別じゃないし
殺したわけでもない
家族と呼べる存在がいなかった
生まれた時から1人
何をするにも1人
何故か何日か生きれた
生まれた日から雨しか降らなかったからだろうか
水分は、補給できた
いくつの時かは、忘れた
孤児院に引き取られた
良くしてもらった
友達と呼べる存在ができた
沢山遊んでたくさんご飯を食べた
6歳の時
もうすぐミドルスクールに入学する時期と
伝えられた
ランドセルを選んだ
みんな 赤を欲しがったけど
わたしだけ黒を選んだ
みんなと同じなのが嫌だから?
そんな理由じゃなかったはず
多分、あれだろうな
直感
ビビってきた!
まぁそんなこんなでミドルスクールに入学した
友達が増えた
8歳のとある日
孤児院から私は、逃げた
孤児院にいる上級生にいじめられた
1人だけ黒のランドセルなんて気持ち悪いって
逃げるなんてだっさいけど
逃げたかった
朝起きればバケツの水をかけられ
酷い日は、その水を舐めさせられて
毎日かけられた水を魔法で乾燥させて
学校に行くけど
また上級生にいじめられる
こんな生活 誰でも逃げたいでしょ?
逃げた先は、時計の町というところだった
白いうさぎも沢山居た
綺麗な街並みだった
でも逃げた時間が悪かった
あたりは、真っ暗
大きな広場で一夜をすごした
朝起きるとあたりは、人で溢れていた
みんなが私を囲んだ
1人の男の子が私の元に来てくれた
それが
デューススペードだ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。