第19話

すしりく、一生の不覚!
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2024/02/23 13:10 更新
あっという間に、あなたとスカイピースは
仲良くなり、りくの恋愛話が新鮮すぎるのか
すごく楽しそうだった。





じんたん
えーー!りっくん
すごい愛されてんじゃーん!
テオ
あなたちゃん、一途だねー!
んふふーと
変な笑い声を上げるりくを横目に
なんて答えたら良いのやらと思い
あなたは笑うしかなかった。
あなた
あはは••
すしりく
めっちゃ喜んでんね。
テオ
いや!そうでしょ!?
実験ばっかやってる一匹狼に彼女いるって
衝撃よ!?
じんたん
りっくんとそんなに歳離れてないよね?
高3なら、18歳?
あなた
えっと、今度の7月で18なんで
まだ17ですねー。
それを聞いた途端、りくの顔色が変わった。
青ざめているようにも見える。
じんたん
えー!もうすぐじゃん!
誕生日はやっぱり2人で過ごすの?
去年、どんな感じだった?
あなた
あーその時は私が留学してたし、
りくもちょっと大変な時期だったから
大々的にはお祝いはしてないんですよー。
りくの顔色から、全てを察した彼女は
フォローを入れつつ、話す。







そう、実はりく
あなたの誕生日を知らなかったのだ。





テオ
そっかぁ。
でも、今年一緒にお祝いできるね!
7月の何日なのー?
あなた
七夕生まれなんですよー
私。
じんたん
えー!素敵だね!
誕生日覚えやすくていいじゃんっ!
りっくんプレゼントとかあげるタイプじゃなくない?


••••りっくん?

どうした?
すしりく
あ、いや•••
ここで、テオが察して
恐る恐る訊いた。





テオ
まさか••りく••
あなたちゃんの誕生日知らなかった?
観念したように、りくは頷き
ぇええええーーー!っと
また驚かれてしまった。
じんたん
ほんとにいってる!?
2年付き合ってるのに!?
マジで!?

ごめん!信じられん!!
テオ
彼女になる前でも、4年間の付き合いあったんでしょ!?
何で知らないの!?
あなたちゃんは普通にりくの誕生日お祝いしてるよね?多分
あなた
あ、そうですね。この間のりくの誕生日はやりましたね。



あぁああ•••でも!
私からも言ってないんですよ。
本当にりく、忙しい人だったし
私が一方的に好きだったけど、付き合ってないのに
誕生日祝うのって変だなとも思ったし
付き合ってからも、留学と被るし
ほんとにタイミングがなかったんで
りくは悪くないんですよ!
一生懸命フォローする
彼女が健気で、テオはりくの肩を組むようにして
肩を掴む。



じんたん
りっくん•••こんないい子いないよ?
こんな実験ばかりしてるYouTuberの
生活を理解してて、自分の誕生日
祝ってくれてないのにフォロー一生懸命してくれて
普通のカップルだったら、別れてるよ!?
テオ
まじで、同感。
もう、あなたちゃんとしか結婚できんと思う。
すしりく
俺もそれは思ってます。
ごめんあなた••
スカイピースにそう言われて、落ち込むりく。
彼らが帰ってからも、落ち込んでいた。







すしりく
俺、クズ野郎じゃん。
あなた
いや、私が言わなかったのが悪いと思う。
すしりく
そんなことないよ••なんか
ほんとにごめん。ずっと俺のこと
思ってくれてて、今でもすごく幸せにしてもらってるのに••
あなた
今度の誕生日、別に何もいらないから。
おめでとうって言ってもらえれば
嬉しいから、大丈夫だよ。
りく、忙しいからさ
そうやっていい、課題を取り組むために
自分の家にあなたは帰って行った。






お祝いの言葉ももちろん、伝えるが
彼女の誕生日には
喜んでもらいたい。けど、女の子に
贈り物なんてしたことがない男。




都心に帰ったスカイピースにグループラインで
相談した。



じんたん
基本欲しいものをきくかなぁ?
喜んでもらいたいからね。
あとは、誕生石が入ったアクセあげたことあるなぁ
すしりく
なるほどー。
あなたは7月だから
じんたん
ルビーだね。
きっちりしたジュエリーじゃなくても
リーズナブルなものもあるし
すしりく
でも、ネックレスはえいちゃんからもらったのあるし、指輪って••ハードル高いな。
サイズわかんないし。
テオ
指輪っていう発想、りくにあったんだね。
すしりく
ある程度は知ってるよ。さすがに
んー••また相談するかもー
じんたん
はいよー



りくは、あなたがこの間贈ってくれた
プレゼントを見返してみた。

タブレットのケースや
Tシャツなど、実用的なものを
もらっていた。


自分はアクセサリーなどはつけない
タイプなので、あなたは自分のことを
よくわかっている。

ある程度彼女の性格はわかるのだが
やはり、わかっていない部分は多い。






こんばんはー。りくくーん?
すしりく
あれ?あなたママどうしたの?
職場で桃貰ったんだー。
たくさんあるから、お裾分けー
すしりく
あー!ありがとー!
あ、そうだ!

ちょっと時間ある!?
彼女の母親に訊けば情報が聞けると
呼び止めた。













あー••なるほどね。
あの子の癖がでちゃったなぁ。
すしりく
癖?
あの子の父親が生きてた時なんだけど
私たち転勤族だったのよ。

友達ができてもすぐ引っ越したりしてたから
友達にあまり、自分の誕生日祝ってもらったことないし、教えても悲しくなるだけだからって
人に誕生日言わないようになったんだよね。
私たちのせいなんだ••。
すしりく
そうなんだ。
父親が亡くなって、住むところも落ち着いて
たんだけど、その時の癖が抜けなくて
友達に誕生日を知られてないっていうのが
残ってて••
おまけに、私も生きていくのに必死だったから
度々あの子の誕生日忘れちゃうし
誕生日には何も期待しない子になっちゃった。

りくくんには、教えてるかなと思ってたけど
まさか、言ってなかったなんて。

りくくんにも、あの子にも申し訳ない••
すしりく
そっか•••


あなた、昔のこと話さなかったから
知らなかった。


何が良いとかあるかなー。
りくくんがあげるものなら
何でも喜びそうだとは思うけど

その範囲が広すぎるから、私に訊いてるもんねー
すしりく
そうなのよ。
恋愛経験なさすぎだからさー。
んー•••可愛いものが好きだし
あとは、スイーツも好き。
コンビニのスイーツは新しいの出たら
全部網羅するし。
すしりく
えっ!すご。
アクセサリー類でもいいとは思うけど
指輪のサイズもわかんないし、あの子の生活ぶりから、逆につけないかもしれないなぁ。
作業ばかりだからね。


実用的なものがいいのかも。
すしりく
実用的かぁー••
そうして、あなたの母と会議をして
りくは、誕生日の贈り物を決めることができた。


今まで、できていなかった分
彼女を喜ばせたいし、喜んでくれると
いいなと、動画の作業の傍ら
準備を進めた。

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