1時間が経った
亮平さんの胸から離れた。
バッグからお金の入った封筒を出して亮平さんに差し出したが、手で遮った。
亮平さんの上から退いて封筒をバッグにしまった。
立ち上がったついでに体を目一杯伸ばした。
お風呂から上がり髪を乾かしてリビングに戻ると、亮平さんはテーブルに肘をついてぼーっとしていた。
改めて気持ちを伝えると言われていたから、言いたい事はすぐに分かった。
だけど………
待たせた上にもう何度も告白させるっていうのもなんかヤダな…
自分でもこの感情の意味がわからないんだけどね?
いたずらに笑って亮平さんの顔を覗き込んだ。
亮平さんの返事を聞いて深呼吸をした。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。