始め 、 意味 が わからなかった 。
飛び降りた … ?
数秒 を 要し 、
ようやく その 意味 を 理解 する 。
苦しそう な ないちゃん の 顔 。
「 飛び降りた 」 と いう 言葉 。
頭 に 浮かぶ のは 、
最悪 とも 呼べる 人生 最期 の 選択 。
何 も 言わない で 、
ただ 小さく 頷く みんな を 見て 、
ボク は 納得 した 。
あの日 目覚めた のが
病院 だった わけ 。
ボク とは
不仲 だった らしい いふくん が 、
不仲 とは 思えない ほど
ボク に 優しく して くれた わけ も 。
みんな から したら
記憶 喪失 に 陥って いて も 、
ボク は 自殺 を 実行 して しまう ほど に
不安定 な 人間 だった わけ だ 。
何 を 起こして しまう か
怖く て 仕方 なかった の だろう 。
さっき、
ボク が して いた 活動 の こと とか 、
武道館 に 立った こと とか 、
ファン の 人 が いっぱい いた こと とか 、
ボク に ついて 幸せ な こと を たくさん 聞いた 。
だから こそ 、
不思議 だった 。
無惨 な 結末 を
迎えて しまった こと が 。
言い 淀む ないちゃん を 見かねて 、
代わり に あにき が 口 を 開いた 。
あにき の 話 を 聞いて みて も 、
待って いた のは 絶望 だけ 。
まあ 、 飛び降り 自殺 へと
走った 理由 を 聞いた わけ だから
当たり前 と 言えば 当たり前 だけど 。
ただ 少し 分かった のは 、
ボク も 彼 も 死んでも
おかしく ない よう な
ダメージ を 受けて いた こと 。
それ が 引き金 と なり 、
入れ替わる こと に なんて
なって しまった の だろう か 。
でも
あんな 目 に あった のに 、
ボク の 体 は 生きている かも なんて 。
信じられない よう な 気分 だった 。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。