第5話

4話
92
2026/07/22 09:04 更新
その日の彼は、いつも以上に口数が少ないように感じた

いつもの席に座っても、スマホの画面をじっと見つめたまま、ため息ばかりついている

指が、落ち着かなさそうに机の木目を叩いていた









あなた
…なにか、あった?













静かに流れているBGMの隙間で、俺は声をかけてみた。

彼はハッとしたようにこちらを見る

首にかけていた大きなヘッドホンを少し触り

いつも以上にがなった声で、答えてくれた













シュント
シュント
…ちょっとさ、行き詰まってて
あなた
行き詰まる…?
シュント
シュント
、うん
シュント
シュント
自分のやりたいことと、周りに求められることが、なんか上手くいかなくて‥全部投げ出したくなって













彼の目には、深い疲労と焦燥が滲んでた

いつもは見せてくれない内側の暗い部分が、雨の日の薄暗さに溶け出しているみたいだった












シュント
シュント
…聴く?













彼がぽつりと言って、ポケットからイヤホンを取り出し、その片方を俺の耳に付けた









 
あなた
え…
シュント
シュント
いいから、
シュント
シュント
何も言わなくていい、ちょっと聴いてほしい













俺は静かに頷いた






流れてきたのは、ピアノの音と、彼の声によく似た低い声の歌

荒削りだけどひどく切ないメロディ

胸の奥がぎゅっと締め付けられるような、痛くて、とても美しい音楽だった














シュント
シュント
…どう
あなた
とても…綺麗‥少し苦しいけど、すごい好き












俺の本音の言葉に、彼は驚いたように目を見開いた

それから、ふっと嬉しそうに目元を緩めた











シュント
シュント
名前も何も知らないのに聴かせるなんて、俺どうかしてるな‥













彼と同じ雨の音と、同じ音楽を共有している

イヤホンを通じて繋がっている時間が、このままずっと、続けばいいのにと

心の奥で静かに願った
稀代
稀代
はい、お疲れ様です
稀代
稀代
皆さんに質問なんですけど、どういう小説が見たいですか?
稀代
稀代
BF内のBLか、これみたいなBLか、普通か
稀代
稀代
ちょっとアンケート取っていいですかね?
稀代
稀代
なるべく答えてほしいです

アンケート

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BF内のBL
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この小説みたいなBL
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投票数: 25票
稀代
稀代
それじゃ、バイバイ〜

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