やることやったラテはベッドに潜り込んでスマホを開く。
完全に自身に都合のいい言い訳を唱えてるだけな気もするがそんなものは心の中からどこかへ放り投げネットサーフィンに勤しむ。
出てくるのは基本的に村民たちのツイートや、ゲームの情報にあとはくだらないレスバくらい。変わり映えしないと言われても反論はできないだろうがそれでも手は止めない。
そんな中1つのツイートを見つける。
そう書かれためめんともりのツイートには某おじさんのマークの入ったフライドチキンの写真が添えられていた。つまりこのチキンが美味しいという内容の飯テロだった。
が、ダメ。
先程のツイートで食欲が湧いてしまい臨界点を迎えた。今のラテを止めれる者はいないだろう。
迷わず台所へ向かうと棚を模索し、見つけたブツを取り出す。それはカレー味のカップ麺だった。
やかんに水を貯めて沸かし、カップ麺の包装を解き蓋を開ける。ここまでの動作に無駄などない。彼女は今これを食べること以外の思考を失っていたから。
湧いた熱湯を注いで3分。スマホに設定したタイマーがなる刹那、蓋を完全に開けると、割り箸で麺をつかみ勢いよくすす…………るとカレーがパジャマに飛び散るので慎重に口へ運ぶ。
左手を頬を添えてにっこり顔でその味を噛み締める。鼻に抜けてくカレーの匂いが余計に胃を刺激させる。
…ちなみに今の彼女の顔を誰かが見ようものなら今すぐに亡きものにするだろう。彼氏の場合なおさら。
そこからさらに4口───。
ラテの手にある物、それはミックスチーズ。まだアツアツなラーメンにドサッと入れる。混ぜれば熱で溶けたチーズが徐々に伸びていった。
ズズッ…
急いでスマホを手に取るとすぐさまカメラを開き、食べかけのカップ麺にパシャリと撮る。
その後、ラテの上げたツイートを見た人たちはというと…
そう。今は夏休み。ある程度不健康な生活だって許される。学校に行くという事実から逃げれる最高の時。
しかし、それもあと僅か。
そして、その事実に追い詰められる人も…いる。
~??? side~
夏休みの終わりが近づき、学校がまた始まろうとしている。普通の人なら休みが終わってほしくないとか、勉強したくないとかで落ち込むと思う。
だけど私は違う。そんな些細なことで絶望なんてしたりしない。
また、比べられるのだと思うのが理由よ。
私は比べられていた。……高い方として。テストといった成績がいつも高い私はいつも親や親戚から褒められていた。
なら別に良くない?と思われそうだけど、そうじゃない。高い者がいれば、低い者もいる。そんな人が比べられて低く見ようとするのが嫌なの。悪い子のようにされるのを見るのが辛いの。
私は、どうすればいいの…………?
……あっ、そうだ。そうだわ。簡単な話だったのよ。
比べる対象が…私が………
いなくなればいいんだわ。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!