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第56話

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2026/04/14 14:00 更新



















 ガシャンッ
(なまえ)
あなた
……った、


 ダメだ、身体が上手く動かせなくなってきた。

 思考が鈍るし、息ができない。



 このままじゃ死ぬ_____,
(なまえ)
あなた
ふっ……はは、ヒュッゴホゴホッ


 あれほど死なないために、生きてきたというのに
 いざ死ぬとなると乾いた笑いすら出て来てしまう。

 死ぬことって意外に怖くないんだな……。



 苦しくてしかたなくて、息は上がっていくのに思考
 は穏やかそのものだった。

 まぁ、ここまで生きれば頑張った方だろう。






 約束守れなくてごめんな、

 人気のない路地裏で、そのまま意識を手放した。



















 それなのに、

 目が覚めたのはいつものあの場所だった。
(なまえ)
あなた
は、なんで……。


 起きてすぐに出たのはそんな戸惑いの言葉で、

 その言葉に反応したのは思いも寄らない人物だった。
主様
死んだと思ったかい?
(なまえ)
あなた
っ……!?、ますッたー……。
主様
いやぁ、危なかったよ。
あと数分でも薬を飲ませるのが遅ければ君は死んでいた。実際発見した時には心臓が止まっていたしね。
(なまえ)
あなた
……。


 そうなのか、

 あの後すぐ回収されたのか……。



 見つからなければ、そのまま_____,
主様
死ねたはずだったのに、そう思ったかい?
(なまえ)
あなた
……いえ、まさか。


 そんな言葉が飛んでくる。



 心の中を覗かれているんじゃないか?

 そう思えるほどにどこまでも見透かされている。






 そんなあの人はいつものようにただ笑って淡々と
 言葉を綴る。
主様
あぁ、そうだ。君を回収してから2日程だったんだけどね、新しい実験体モルモットがもう数人死んでしまったんだ。
(なまえ)
あなた
っそう、なんですね、


 俺が連れてきたから……、ッ



 酷く動揺してしまう。

 ダメだ、あの人の前では隠さなくちゃ……!!





 そう思うのにそんな思いとは裏腹に俺の声は震えて
 いる。

 あの人と目を合わせることもできない。
主様
ところで……いつまで寝ているつもりだい?
(なまえ)
あなた
あ、すみません……っ


 この雰囲気はやばい、脳が警告音を鳴らす。

 警告音を鳴らしたところで逃げることも回避する
 ことも出来ないというのに。



 上手く力が入らない足でなんとか立ち上がる。
主様
君が殺してしまったね。
 

 違う、

 やめてくれ、聞きたくない。
(なまえ)
あなた
……はい、
主様
今回で何人目だ?
少なくとも2桁はいるだろうね。
(なまえ)
あなた
でしょうね、


 殺したかったわけじゃない。

 それでも_____,



















主様
かわいそうに。


 殺したのは俺だ。
(なまえ)
あなた
……はい。




主様
それで、死のうと思ったんだっけ、君。
(なまえ)
あなた
っ……違います、


 ただ聞かれたことに答え、言葉には肯定を返す。

 それだけのことを繰り返す。



 無意味な時間。
主様
君には死んで欲しくないな、
私の最高傑作だしね。
(なまえ)
あなた
はい、わかってます、
主様
まぁでも、死にたいならいつでも死ねばいいさ。
(なまえ)
あなた
えっ、


 今なんて……?どういうことだよ、

 そんな言葉が出そうになるのを呑み込む。
主様
そしたら君の代わりになるものたちが死んでいくだけだから。ただそれだけ。
君の弟だって死んでしまうけどね。
(なまえ)
あなた
っ……何度も言ってますが、弟には辞めてくださいッ、
主様
何を言ってるんだ、
君が弟を殺すんだろう?
(なまえ)
あなた
は、?何言って……っ
主様
君が自分の意思で死ぬんだろう?君の意思が弟を殺すんだ。
私が殺すんじゃないさ。
(なまえ)
あなた
ッちが_____,
主様
違わない。
(なまえ)
あなた
違う!!!


 否定の言葉さえも遮られ、思わず声を荒らげる。

 やばい、やらかした、




主様
今の発言は私に逆らうという認識でいいかな。
(なまえ)
あなた
違いますっ……すみませんでしたッ、
本当にすみません……!!
主様
……ま、いいよ。起きたばかりで気が動転しているのだろう。
明日からはこんなことがないように。


 パタンッ

 そんな言葉を残してあの人は部屋を出ていく。



 信じられない……これはお咎め無しなのか、?

 それとも持ち越し?






 その場にへたりこんでそんなことを考える。



 相当やばいめに合うと思っていたのに、
(なまえ)
あなた
はあぁぁ、
下手なことは考えない方がいいな、

















作者
もうどう終わらせればいいかが分からなくなってきた。


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