『おやすみなさい』
_『夢を見る者』
瞼を開けば、知らない場所。
さしずめワンダーランドと言うべきか。
きっとこれは夢だ。
遊園地のような、高揚感湧き上がる美しい装飾の門が目の前に聳え立っている。
「折角の夢だし、愉しまなくては。」
軽く押せばきぃと音を立て開く門。少しの不安を抱え足を一歩門の中に進めた。
_『夢を遊ぶ者』
瞼を開けば、見知ったいつもの場所。
起き上がり、周りを見渡す。
ここは「あの子」の夢の中。
起きたらいつも知らない乗り物が、愉しげに音を立て廻っている。
「おや、お客様がいるのかな?」
いつもと違う予感に心躍らせ、取敢えずは音の鳴る方へ向かう。












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。