影山𝒔𝒊𝒅𝒆〜
あなたさんが同じ箱をもって部屋の中にやってきた。
この箱、結構重いのに1人で持ってくるなんて強い人だ。
あなたさんは優しいから、最初は遠慮する。
で、2回目くらいからは頼ってくれる。
でも、今日は頑なに俺に頼ろうとしない。
それにいつもより態度が冷たいし、目が合わない。
あなたさんは、らしからぬ凄い剣幕の大声をあげた。
「近いな」とは思っていたけど...俺はそこまで気にしていなかった。
俺が気にしなくても、でもあなたさんは気にする。
俺はあなたさんを不安にさせてしまったということだ。
これは考えが浅はかだった俺が悪い。
あなたさんは弱弱しい声で呟いた。
〜影山、脳内ウィキ〇ディア〜
「恋愛において、
好きな人に対しての気持ちが強い時、相手も自分のことを同じだけ思ってほしいという感情が生まれる。
好きな人に対して「自分だけを見てほしい」「自分だけの特別な存在でいてほしい」のように感じるのが嫉妬心です。」
顔を手で隠しても、ニヤけがおさまらない。
だって好きな人が嫉妬してくれたってこと。
こんなの嬉しくない訳がない。
俺の想いが、あなたさんに少しは伝わっているようだ。
あなたさんの照れた可愛い反応を、今だけは独り占めさせてもらう。
作者:明日、新作投稿します!!お楽しみに!!!














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!