1週間後
あれから私は精神科病院に行き、カウンセリングを受け入院していた。
え?殺し合ったって…場所によっては色々マズいんじゃ……
てかよく無事でいられるね……
内容について聞こうと思ったけど、詳しく話さない所を見ると、ちょっと聞かない方がいい気もする。
空気が急に重くなる。何か嫌な予感がする。
悪信教に入っていれば、確か100万円が月に貰える。そしたら金銭面でも安定出来る。
私が言葉を呼び切る前にハクホーは病室から出て行ってしまった。
無謀と判断した私は、ベットの上へと寝っ転がった。
賃貸にて
椅子に座りながら、俺は頭を抱えていた。
何も無いのに縋るようにしてポケットを漁っていると何か固いものがある。……スマホだ。
夜になるまでまだ時間がある。悪信教内の出入りは禁止されてるなら、気晴らしに散歩でも行こう。シェインにも後で謝らないと……
数時間後 病院にて
机に何か置かれた様な音がした。
溜め息をつきながら私の寝てるベットに腰掛けた。
次々ととんでもない事実を告げられた。情報が完結しないんだけど…
ハクホーが病院から出ていくのを私は止めなかった。今なら追いつけそうなのに。追いついたとして、一体何を話せばいいのだろうか。どんな言葉を掛ればいいのか分からなかった。
その背を見送るしか出来なかった。
1人寂しくなった部屋で私は何をしたいかを考えていた。
人を殺した。悪信教に軽い気持ちで入ってしまった。
戻りたいけど、私が戻れるとは思えない。
…ならせめて、私を犠牲にして辛い思いをする人を救って罪滅ぼしをしたい。でもハクホーはそれを認めない。
翌日
病室に入った途端、シェインは俺目掛けて突っ込んできた。
おちゃらけたような顔から真面目な顔になる。
躊躇うような素振りを見せ、口を開けた。
……スケールでかくないか?
どう返事をすれば良いのだろうか。
シェインのやりたい事を優先して、応援の言葉を掛けた方がいいのか。
強くなるには時間が掛かると止めた方がいいのだろうか。
その時のシェインの表情は今までで1番の、心の底から笑った顔だった。
翌日
段差に思いっきり躓いて転んだ。でしょうね。
これからの未来を想像して白鳳の表情は少し柔らかくなっていた。
to be continued……
アセビ 花言葉「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」
遅れて申し訳ございませんでしたm(_ _)m
てか友梨出てこないの珍しいわね。
元々友梨は琴歌や凍夜より出てこない予定だったんだけどね〜
心理描写って難しいよね、うん
精神的にきてる人ほど元気に振る舞うって聞いた気がするんだけど実際どうなんだろ?
こっから月詠視点はクリスマス、正月、節分に飛びます。次回は四季視点。
キャラに感情移入して話が支離滅裂になっていないかが心配。
補足 Q警察行かないの?
行っても少年院行くだけで償いにならないと思ったから。
Q学校行くシーンとかないの?
本編に全く関わって来ないからなあ…終わったらやるかも
Qシェインあんま精神的にやられてるように見えない。
ちょっと書く余裕なかった
アンケート
この小説に他の小説繋がる感じにしてもいい?
いいよ
64%
だめ
36%
投票数: 42票
アンケート
年齢層を聞きたい
小6以下
26%
中学生
53%
高校生
19%
大学生
0%
成人済
2%
投票数: 47票
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!